【一風・解説】 
 月は、月を見る、「あなた」がいるから、月が、あるのです。「あなた」があってこそ、月もあるのです。

 月を見る、「あなた」がいなければ、月も、ないのです。

 どんなものが、あろうと、「あなた」が、認識してないものは、「あなた」にとって、ないのです。

 「あなた」が、あると、認識するから、あるのです。

 「病気」も。「あなた」が、必要以上にあると認識するから、進行するのです。つまり、クヨクヨする、悲観する、から、悪化するのです。わざわざ、要らぬ努力をして、病巣をいじっているようなもの。

 その「病気」の研究者・自身が、皮肉にも、その「病気」に、冒されるパターンは、「あなた」も、よく、知っていること、でしょう。

 「病気」も。「あなた」が、知らなければ、患うことも、ないのです。「あなた」に、とって、「病気」が、ないからです。

 言葉で、思念すること。それは、存在を生み出します。これを、「言霊」と、言います。だから、言葉の取り扱いには、気をつけねば、なりません。

 「病気」のこと、ばかり、思い悩むと、確実に、「病気」を進行させます。

 「病気」のことを、忘れているときは、「あなた」にとって、その「病気」は、ないのも、同然です。

 「病気」のことを、忘れ、明るく、趣味に熱中している瞬間は、「あなた」は、「健康」です。

 「悪い」ことを、考えると、「悪い」ことを、呼び込みます。取り越し苦労は、「努力」して、運気を下げている、行為なのです。そんなことは、止めるのが、賢明です。

 「悪い」ことを考えてしまう、「あなた」は、消極的になっています。消極的だから、「悪い」ことを考えてしまう、のです。

 逆もまた、【真】なり。

 「良い」ことを考える。「あなた」は、積極的になっているはずです。積極性が、「あなた」に「良い」ことを、もたらすのです。

 笑う、という、積極性が、「あなた」に、「良い」ことを、連れてくるのです。

 中程もまた、【真】なり。

 笑うことが、難しければ、どうするか。
 「悪い」ことは、忘れるに、限ります。
 忘れた、ことは、その瞬間、「あなた」から消えているのですから。
 
 月は、「あなた」に、認められて、はじめて、月になるるのです。

 「あなた」の「人生」では、「あなた」が、主人公です。「あなた」に、認められた、ものだけが、存在するのです。
 「悪い」ものなど、認めず、忘れてください。
 すると、「悪い」ものの、存在そのものが、消えてしまいます。
 「良い」ものを、認め、ましょう。
 それは、必ず、現実化、することに、なります。
 「良い」ことを、強く、念じ続けて、ください。
 それは、きっと、叶うことに、なりますから。