【神様】
 今回の、テーマとして、【「人生」は、なぜ苦しまねばならないのか】として、一風を相手として、話すことにする。

【一風】
 わかりました。よろしくお願いします。
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【神様】 お前たちに、とって、「人生」は、苦しまねばならぬことが、多かろう。楽しいこと、に比べて、苦しいこと、辛いこと、悔しいこと、思い通りにならないこと、の方が、何倍も多いのでは、ないかな?

【一風】 はい。実感として、そうです。ただし、今の私は、少し、変わりましたが。

【神様】 【この世】とは、基本的に、痛い目、をして、学ぶところ、だからだ。肌身で、覚えないと、身につかない、のだ。

【一風】 そう、思います。実地に、体験し、教訓とします。

【神様】 お前たちと、私(【神様】)とでは、考える基準(スパン)が、違うからな。私の目線は、常に「永遠」から、見ている。お前たちは、常に「今」だけだ。「今」しか、見せていない。まるで、潜行中の潜水艦から、望遠鏡を海面に出し、一区切りの世界だけ、覗かせている、ようなものだ。

【一風】 わかっています。しかし、【真理】を知らない、一般の人たちには、その望遠鏡での視界が、すべてなのです。

【神様】 そこだ。だから、【この世】は、【苦】なのだ。「永遠」の視点に、お前たちは、立てないから、なのだ。
 必ず、救われることを、知ってしれば、起きる出来事にも、冷静に対処できるだろう。だが、救われることを、知らない、お前たちは、起きる出来事に、右往左往することに、なるのだ。

【一風】 知っていても、右往左往します。それほど、人間にとって、起きる出来事は、大きいのです。

【神様】 そうだろうな。
 だか、出来事を起こさないと、お前たちは、現状に安住し、成長が、沈滞してしまう。

【一風】 そうです。何か、外部からの出来事(※作用)がないと、自らから、動くことは、まずありません。

【神様】 外部からの出来事、こそが、お前たちには、「試練」と映るのだ。しかし、その「試練」のおかげで、お前たちは、成長できる。
 それを、実地に、体験するため、生まれてきたのだろうが。

【一風】 はい。そうです。しかし、そのことの、記憶を消されています。

【神様】 記憶を消さないと、真のお前たちの、実力が測れないでは、ないか。非常に、原始的な方法だが、ここ地球では、お前たちから、記憶を消す方法を、とっている。

【一風】 記憶を消されると、「試練」から、逃げたりすること、が、多いです。

【神様】 だから、それを、私(【神様】)は、責めたりは、しない。お前たちは、自らで、自らを、裁くのだ。
 きっと、「私はこんなんではない」と、リベンジを誓うのだ。だから、何度も、生まれ変わる。「今度こそ」「今度こそ」と。

【一風】 しかし、いざ、生まれてみると、見えている【この世】が、全てと、錯覚してしまい、イレギュラーな「人生」と、変化するのです。情けないこと、ですが、これが、我々の偽らざる現実です。

【神様】 それで、よいではないか。そう、クヨクヨするものでは、ない。何回でも、「人生」を、やらせるから、気を落とすな。

【一風】 地球とは、そういう、定めの、星なの、ですね。

【神様】 そうだ。お前たちが、何度も、失敗するステージだ。失敗しても、よいのだ。いや、失敗しなければ、最後にやってくる【成功】に、値打ちがないではないか。

【一風】 優しい、お言葉、ありがとうございます。

【神様】 地球では、お前たちの「人生」は、基本的に【苦】を体験することに、なるが、お前たちの【魂】を鍛えるためである。耐えるのだ!

【一風】 わかりました。

【神様】 いずれ、お前たちも、全ての者が、【真理】を知ることに、なる。自力でな。

【一風】 わかりました。

【神様】 このへんで、今回は、終わりとする。

【一風】 ありがとうございました。きっと、【神様】からの、この励ましの言葉が、人々に役立つことで、ありましょう。