【【神様】からの解説】

 ◎ 免許皆伝。

 師匠から、弟子に、全てが、伝授されたこと。
 まことに、めでたい、ことである。

 しかし、ここで、あえて言う。

 ・伝授、は、有り得ない。

 言葉や、本で、【真理】が伝授できるのなら、
 すでに、皆が皆、
 【真理】に、達している、はずである。

 しかし、実態は、そうではない。

 【真理】の、免許皆伝は、
 言葉や、本、などでは、
 できないのである。

 【真理】は、突如として、気づくもの。
 修行の結果、得られる、ものでは、ない。

 修行して、【真理】が、得られるなら、
 修行した、皆が皆、
 【真理】に、達している、はずである。

 しかし、実態は、そうではない。

 【真理】の、免許皆伝は、
 修行、では、
 できないのである。

 ここで、次代を担う、弟子に、
 【真理】の免許皆伝は、できるのか?

 それは、弟子しだいである。

 弟子は、師匠の姿に、ヒントをもらい、
 あるいは、
 弟子は、師匠とは、別の道で、
 あるいは、
 弟子は、師匠から、離れることで、
 【真理】に、到達する。

 ここで、傍目に、
 【真理】が、免許皆伝と、なったのである。

 師匠は、弟子を、
 ああ、お前もか、
 と、認める、だけのこと、となる。

 教えて、伝わる、ものでない。
 【真理】は。