【神様】 今回も、一人で語る。

 ◎ 死ねば、わかることなのだが、
   死んでから、わかっても、遅い。

 お前たちは、
 見えていることを、
 あると、信じている。
 見えないことは、
 ないと、信じている。

 ここが、そもそもの、誤りである。

 お前たちに、見えていることなど、
 ほんの、ごく一部、である。
 見えていない、もので、
 ほとんどを、占めている、のに。

 【魂】こそ、お前たち、である。

 しかし、それ(【魂】)が、見えないため、
 脳、こそが、自分である、
 と、思いこんでいる。
 脳、は、言わば、
 【魂】からの、操縦桿、のようなもの、なのだ。

 お前たちの、「身体」を動かすのに、
 まずは、脳に、働きかけねば、ならない。
 その、脳に、働きかける、のが、
 【魂】なのである。

 【魂】からの、指令に、基づき、
 脳に、脳波という、動きが、見られる。
 その、脳波を、お前たちは、調べているのだ。
 まるで、脳自体が、
 意志をもって、働いていると、思いこんで。

 脳を、動かしているのが、【魂】だ。
 脳の、神経系の、変化を、もたらしているのが、
 【魂】なのである。

 その、【魂】こそ、
 お前たちの、正体なのだ。

 「身体」が、活動を止め、(※つまり、死ぬこと)
 【魂】が、その「身体」から、離れたとき、

 ・ああ、自分は、「身体」では、なかった

 と、やっと、気づく。

 ・実体は、【魂】であり、
  「身体」は、【魂】の影、である。

 影を、いくら、研究しようと、
 本質には、至らない。
 影とは、本質である、【魂】の、
 活動した、跡でしか、ないのだから。

 こういうことが、死後、しばらくして、
 やっと、わかる(※正確には、思い出す)のだ。

 ・大事なことは、「お金」ではなかった。
 (※その証拠に、死後「お金」は、持っていけない)
 ・大事なことは、人に、【親切】にすること。
 (※その証拠に、【親切】にした心は、持っていける)

 こんな、当たり前(※【この世】では、当たり前ではない)のことを、死後、やっと、気づく(※思い出す)のだ。
 それに、気づいた、ところで、
 もう、【この世】には、戻れない。
 ハッと、しても、
 もだえても、
 もう、遅い。
 取り返しは、つかない。
 それは、もう、
 お前が、死んでしまった、から。
 
 また、一から、やり直しである。
 人間に、再び、生まれる、資格を得るため、
 再トレーニングの、開始である。

 ・人のために生きる

 この、一点に、「人生」の目的は、つきる。

 だのに、死んでから、これを、思い出すのだ。
 死んでから、では、遅いのだ。
 生きている、うちに、目に見えない、
 【魂】を、理解し、
 これの、実践、あるのみ、なのである。

 目に見える、財産を貯めても、
 それは、死後、持ち帰れない。
 目に見えない財産(人に【親切】にする)こそ、
 それは、死後、持ち帰られるもの。
 唯一、死後、持ち帰られるもの。

 このことは、
 各、宗教でも、説法されていることである。

 目に見えないもの、こそ、
 大事なこと。

 お前の、今回の「人生」で、実践してもらいたい。