【神様】 お前(※一風)を、相手に、
 対話形式で、語る。

【一風】 はい。よろしくお願いします。

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テーマ:【「人生」は、百度ある。】

【神様】 「人生」は、一度きり。

 ・だから、かけがえがない。
 ・だから、悔いがないように。
 ・だから、人の役にたつ、ことを、成し遂げたい。

 という、前向きな、生き方を、する者も、いる。

 しかし、かたや、こんな、者も、いる。

 ・だから、美味しいものを、食べる。
 ・だから、やりたいことを、する。
 ・だから、いろんなところに、行く。
 ・だから、「お金」をもち、贅沢した者が、勝ちだ。

【一風】 はい。その通りです。

 ・「人生」は、一度きり。
  面白おかしく、楽しく、生きて、
  ポックリ死ねれば、いい。
 ・生きているうちが、花だから。

 などと、考えている人が、とても、多いです。

【神様】 そういう考えをする、原因は、
 
 ・「人生」は、一度きり。
 ・死ねば、お仕舞い。

 という、誤った、「人生」観が、あるからだ。
 
 これこそ、間違い(?※未熟)の元凶、である。

【一風】 はい。
 
 ・死後のことなど、死んでから、のこと。
 ・死んで、どうなるか、なんて、
  わかるはずが、ないではないか。
 ・生きている、今、を、どう、するかだ。

 という、一見、正しく思える、言い分が、
 世間に、はびこって、います。

【神様】 そうである。
 しかし、私(※【神】)は、
 【この世】が、そうあることも、許している。
 間違いも、間違いのまま、あることを、
 そのまま、許している。
 【この世】は、そういう、場、なのだ。

【一風】 はい。それは、私一風にも、理解できます。

【神様】 お前たちには、目の前の、
 一回しか、「人生」を、見せていない。
 (※毎回、「人生」を、スタートするにあたって、一切の記憶を消去させられる。ゆえに、毎回、まっさらな「人生」となる)
 これには、訳があるのだ。

【一風】 はい。その、訳とは?

【神様】 お前たちに、真剣に、「人生」を、
 生きさせる、ためである。

 浅い理解で、「人生」は、何回も、ある、

 ということを、知ると、

 「人生」を、安易に過ごしたり、
 「人生」を、安易に、終えたり、

 してしまう、恐れが、大いにあるからだ。

【一風】 はい。わかります。
 
 こんな、苦しい「人生」なら、
 もう、耐えられない。
 次へ、やり直しだ。

 などと、誤解してしまい、
 「自殺」などが、多発する、ことが、
 考えられます。

【神様】 そうだ。
 浅い理解で、おられる、よりは、まだ、
 【真理】を、知らない方が、
 よほど、ましだからだ。

 それでは、

・「人生」は、百度ある。

 とならねば、ならない、理由を、語る。

【一風】 お願いします。

【神様】 「人生」は、体験して、
 身をもって、痛みを感じ、学習する、
 ことになる。

 頭の、中だけ、では、
 わかったことに、ならないのだ。

 実際に、体験する。
 しかも、リアルに、真剣に。

 そこで、はじめて、学びが、できる。

【一風】 はい。その通りです。

【神様】 100回、「人生」を、体験するとは、
 こういう、ことだ。
 よく、聴いて、もらいたい。

 ・男性の「人生」を、50回、体験する。
 ・女性の「人生」を、50回、体験する。

 ・恵まれた「人生」を、体験する。
 ・恵まれなかった「人生」を、体験する。

 ・健康な「人生」を、体験する。
 ・病気の「人生」を、体験する。

 ・命令できる「人生」を、体験する。
 ・命令される「人生」を、体験する。

 ・人を、いじめる、「人生」を、体験する。
 ・人に、いじめられる、「人生」を、体験する。

 ・犯罪を犯す「人生」を、体験する。
 ・犯罪の被害に遭う「人生」を、体験する。

 ・子どもを持つ「人生」を、体験する。
 ・子どもを持てなかった「人生」を、体験する。

 ・容姿に恵まれた「人生」を、体験する。
 ・容姿に恵まれなかった「人生」を、体験する。

 ・王様、貴族の「人生」を、体験する。
 ・奴隷身分の「人生」を、体験する。

 ・有名人、だった「人生」を、体験する。
 ・平凡だった「人生」を、体験する。

 ・結婚する「人生」を、体験する。
 ・未婚のままの「人生」を、体験する。

 ・幸運に巡り会う、「人生」を、体験する。
 ・不幸に見舞われる、「人生」を、体験する。

 ・発展途上国に、生まれる「人生」を、体験する。
 ・先進国に、生まれる「人生」を、体験する。

 ・長生き、する「人生」を、体験する。
 ・早死に、する「人生」を、体験する。

 全て「人生」を、トータルすると、
 平均化される。
 つまり、バランスが、とれている、
 ということだ。

 そして、これらを、様々、組み合わせると、
 100回は、「人生」として、必要なのだ。

 あらゆる、「人生」を、体験し、
 人間とは、何か?
 【神】とは、何か?
 に、行き着くのだ。

 そして、心の底から、
 人のために、役立つために、
 人間は、【神】のごとく、
 生きられる、

 と、気づく、ところまで、くるのだ。

【一風】 はい。想像できます。
 まさに、【神】の視点です。

【神様】 人間は、痛みを伴って、
 はじめて、身にしみての、学習となる。

 だから、「人生」を、百度も、体験することと、
 なるのだ。

 我が、痛みを、知り、
 人にも、痛みが、ありことを、
 思い知る。

 痛いことを、されてみて、
 はじめて、痛いことを、することの、
 愚かしさに、気づく。
 
 まあ、なんと、気の長い、話だが、
 100回の、「人生」を、体験するのに、
 軽く、1万年は、かかっている。
 あるいは、2万年、かも、しれない。
 そんな、途方もない、スケールだ。

 お前たちには、今、しか、
 見えていないが、
 【神】は、
 100回を、通した中で、
 お前たちを、見ている、のだ。

【一風】 はい。畏れ入りました。

【神様】 聴く耳の、ある者に、
 優しく、このことを、伝え、
 「人生」を、励ます、のだ。

 だから、【人生相談・ダルマ堂】の開設を、
 許可した。

【一風】 ありがとうございます。
 感謝、申しあげます。

【神様】 今回は、ここまで、とする。

【一風】 まことに、ありがとうございました。