【霊界】探訪
【地上界】と通じる、【地獄】界の酒場への、訪問

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今回の、訪問は、【地獄】界、です。
【地獄】界、の酒場に、行かせていただきます。

なぜ、ここなのか、と言いますと、
この、【地獄】界の、酒場は、
【地上界】の、酒場と、通じている、から、
だそうです。

おそらく、【地獄】界から、【地上界】に、
【浮遊霊】として、幽霊状態で、出てくる、
【魂】が、いるのでしょう。

その、実態を、見学せよ、
という、任務で、あります。

【地獄】界は、生身の私(※一風)では、
行けません。
【神様】に、【波動】を、下げていただき、
かつ、【地獄】界の住民から、見えないように、
調整、していただきます。
危険を、未然に、避けるためです。

だから、私(※一風)は、
【地獄】界の住民から、は、見えず、
透明人間、一風、として、の、
実況と、なります。

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それでは、【神様】に、【意念】を、集中させます。
【神様】に、手引きいただき、
【地獄】界に、参ります。

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※ ああ、暗いです。夜中の、暗さです。
 道は、ドロドロで、ぬかるんでいますし、
 溝からは、悪臭が、漂い、
 そんな中、場末の、居酒屋が、赤提灯をかざし、
 開店しています。

 店内は、ガヤガヤと、して、
 一種、騒然とした、雰囲気です。

【客A】 おおい! ビールだ!
 ビールは、まだか!

【客B】 おおい! チューハイ!
 遅いぞ! まったく、サービスの、悪い店だぜ!

【店員】 はい、ビール!

【客A】 遅いぜ! まったく。
 (※グーっと、飲み干そうと、する)
 またか、オレが、飲もうとすると、
 煙のように、ビールが、消えちまう!

 おーい! もっと、ちゃんとした、ビール、
 持って来い! バカヤロー!

【店員】 はい、チューハイ!

【客B】 おう! 待たせやがって!
 (※グーっと、飲み干そうと、する)
 なんだ、なんだ!
 オレが、飲もうとすると、
 酒が、消えちまう! 
 におい、だけしか、しねーじゃ、ねえか!
 いつも、そうだ。
 インチキな、酒、出しやがって!

 こらー!!
 どうなってるんだ、この店は!
 (※と言って、イスを投げつける)

【客C】 おー! やりやがったな!
 痛てーじゃ、ねえか!
 コノヤロー!
 (※と言って、ビール瓶を、投げる)

【店員】 ケンカは、外で、やれよ!
 出ていけ! コノヤロー!
 ただ酒、飲みが!

【客A】 なんだと、コノヤロー!
 (※店内での、ケンカとなり、一面血だらけの、修羅場となった)

【悪魔】 まあまあ、お兄さん。
 そう、カッカしないで。
 ちょっと、耳を、貸して。
 ここだけの、話だけど、
 もっと、しっかり、お酒が、飲める所が、あるよ。

【客A】 なんだって?
 酒が、ちゃんと、飲める、だって?
 本当か? それは!

【悪魔】 本当だよ! 案内してやるよ!

【客A】 どこだ、そこは?

【悪魔】 地上だよ! お兄さん。
  
【客A】 地上に、行けるのかい?
 オレは、もう、長いこと、行けてないぜ!
 多分、オレは、もう、死んでるから、だろう。
 でも、死んでも、こうやって、酒を飲んでるのは、
 不思議なんだがね。ヒヒヒヒ‥‥。

【悪魔】 さあ、連れて行って、やるよ。
 ちょっと、コツが、あるんだ。
 お兄さん、集中するんだ。
 地上の、酒場のことを、思い浮かべて、
 考えていることを、集中させるんだ。
 すると、行けるよ!
 オレの、手を握って、ほら!

【客A】 わかった! やってみよう!
 酒場のことを、思い浮かべるのなら、
 任しとけってんだ!
 えーい!!

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※ ここで、【悪魔】と、【客A】が、
 【念】を、集中させた、訳ですが、
 これは、私(※一風)が、
 【意念】を、集中させる、方法と、
 根本は、同じ、であります。

 この、【意念】を、集中させることは、
 良いことにも、悪いことにも、
 使える、ということに、
 ご注意、願います。
 決して、悪用しては、ならないのです。

 それは、なぜかというと、
 悪用した、報いで、
 ますます、このあと、深い【地獄】界に、
 落ちていく、ことに、なるから、です。

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※ 地上の、酒場に、やってきました。
 私(※一風)は、見学のため、
 【波動】を調整され、依然として、
 皆さんからは、見えません。

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【悪魔】 おい! お兄さん!
 どうだい! 来れただろう!

【客A】 うほほーい! 久しぶりだぜ!
 ところで、どうやって、酒を、飲むんだ?

【悪魔】 まあ、見てな!
 こうやって、ごらん!
 (※【悪魔】は、居酒屋で、飲んでいる客に、二人羽織のように、覆い被さり、一緒になって、ジョッキを、口にするのだった)

【客A】 なーるほど! わかったぜ!
 (※【客A】も、【悪魔】の真似をして、二人羽織で、飲んでいる客に、覆い被さったのだった)

【客A】 おお! のど越し、できた!
 うまい! 

【悪魔】 そうだろう?
 でも、やり過ぎるなよ。
 やり過ぎると、もっと、喉が渇いて、
 火を飲んだ、ように、なるんだぜ!

【客A】 そんなの、知るかい!
 思い切り、飲んでやる!
 (※と、そのうち)
 あーー! 喉が、焼ける!
 もっと、酒を、もっと、酒を、くれー!
 (※と言って、強力に、二人羽織で、地上の客を、羽交い締めにする)

【地上の客】 おい、大丈夫か?

【二人羽織されている客(※つまり、憑依されている)】
 うーん。勝手にジョッキが、口に来るんだ。
 うー、飲み過ぎだ!
 目が回る。吐きそうだ。

【悪魔】 ソロソロ、とんずらしようぜ。

【客A】 まだだよ。まだ、飲むんだ。

【悪魔】 そうかい! じゃあ、勝手にしな!
 オレは、帰るぜ。【地獄】に。

【客A】 【地獄】だって?
 やっぱり、あそこは、【地獄】だったのか?
 うーん。

【悪魔】 お兄さん、よう!
 お兄さん、は、もう、あの、【地獄】には、
 帰られないぜ!
 お前さん、やり過ぎだ!
 もっと、深い【地獄】に、落ちるのさ!
 ヒャヒャヒャヒャ‥‥。
 面白いぜ! 人の不幸は!
 これだから、たまんねー!

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※ 実況は、ここまでと、いたします。

 このあと、【地獄】の酒場の、【客A】は、
 元の、【地獄】へも、戻れず、
 もっと、深い【地獄】に、落ちていった、
 のでした。

 また、そそのかした、【悪魔】も、
 いずれは、さらに、深い【地獄】界に、
 落ちていくことは、目に見えています。

 人を、そそのかす、悪行は、
 とりわけ、罪深いものと、知るまで、
 この、者たちは、【地獄】界で、
 過ごすことに、なるのだった。

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※ ここで、いくつかの、教訓が、あったことに、
 気づけたと、思います。

 ・(良くも悪くも)類は友を呼ぶ

 ・ 憑依とは、(※悪が)二人羽織に、なることである

 ・ 悪行には、報いがあること

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※ ここでは、実況が、できませんでしたが、
 この、【地獄】界にも、
 ちゃんと、天使様は、おられました。

 ですが、天使様の、眼鏡に叶う、【魂】は、
 今回は、いなかった、のです。

 黙って、天使様は、様子を、うかがい、
 もう、この【地獄】界に、ウンザリして、
 これまでの、反省と、
 向上しようと、する、意志のある、
 【魂】の、発見に、努めておられる、のでした。

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※ 【地獄】界に、歓楽街が、あり、
 【地上界】の、同様の歓楽街と、
 気を一に、しているのが、わかります。

 清浄の、社が、【神】と、
 気を一に、するように、

 汚濁にまみれた、場末の店は、
 【地獄】界の、ものと、
 気を一に、なってしまう、ことは、

 【真理】というほか、ありません。

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 ここで、私(※一風)の、エネルギーも、
 使い果たした、ようです。

 【地獄】界の、訪問の、あとは、
 特に、疲れます。

 ですが、こうした、暗黒面のことを、
 知っておくことは、必要である、
 との、【神様】の、ご示唆で、あります。

 それでは、【神様】に、【意念】を、集中させ、
 今回の、旅行も、終わりと、させて、いただきます。

 【神様】、ありがとうございました。