人生に役立てる、古典の知恵「33」

◎　天網恢々、疎にして失わず
　（※てんもうかいかい、そにしてうしなわず）
　（『老子』）

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【【神様】ご自身からの、解説】

　宇宙の法則は、もれなく広げられており、
　どれ一つとして、そこから、逃れられるモノは、
　ない。

　全ては、宇宙の法則下に、ある、
　のだ。

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【私（※一風）からの、解説】

　天網とは、
　神が【この世】に、広げている、
　網のこと。

　恢々とは、
　投網のように、全てに行き渡っている、
　とのこと。

　疎にして、は、
　網の目が、粗く、空疎、のように、
　見えるとの、こと。

　失わずとは、
　しかし、そこから、漏らすモノは、ない、
　との、こと。

　つまり、天網は、疎ではなく、
　きめ細やか、なのです。

　地上では、
　引力の法則から、逃れられる物質が、ないように、
　私たちの、行為も、
　因果応報であり、
　そこから、逃れられる人も、
　１人として、いない、のです。

　悪事も、きちっと、清算させられる、
　ことを、
　私（※一風）は、知っております。

　それが、
　【この世】で、清算させられる、のが、
　【あの世】まで、さらには、
　【来世】まで、先送りに、なるのかの、
　違い、だけです。

　清算は、いずれ、必ず、
　させられる、のです。

　「人生」では、どうでしょうか？

　天網恢々、なのですから、
　公明正大に、生活すべきでしょう。

　姑息な手段で、一時的に、得をしたと、しても、
　時間差を、おいて、
　きっちり、お返しが、待っているのです。

　姑息なことを、考える時間、自体が、
　もったいないように、思います。

　もっと、生産的に、なるべきです。

　どうしたら、
　相手は、周囲の人々の、役に立ち、
　喜んでくれる、だろうか？

　と、考えることのほうが、よほど、
　生産的・建設的です。

　これが、【真理】（※宇宙の法則）に、
　叶うこと、です。

　自分も、有意義な気持ちに、なれますし、
　相手や、周囲の人々も、幸せに、なれる、
　というものです。

　この、善事も、また、
　漏らすことなく、神様は、
　見ておられる、のです。

　ありがたい、老子からの、お教えです。

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読者の皆様へ：今回も、お読みいただき、ありがとうございました。