人生に役立てる、古典の知恵「44」

◎ 損して得とれ
 (※ことわざ)

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【【神様】ご自身からの、解説】

 我が身の、小さなモノにこだわり、
 損せずして、得だけ、とろうとしても、
 それは、虫のよい話であり、
 商いは、つぶれる。

 よい、商人は、
 相手の、真心に応えようと、
 まずは、我が身を損させ、
 相手を、得させる。

 相手は、お前(※商人)に、感謝し、
 倍からの、商談を、
 返してくる、だろう。

 これを、

 ◎ 損して得とれ

 と言うのだ。

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【私(※一風)からの、解説】

 人間、誰しも、
 損はしたくない、もの。

 だが、相手に、応えるには、
 まずは、こちらが、損しなければ、
 ならない。
 相手のために、損する(※お金を使う)、
 のです。

 喜んだ相手は、答礼として、
 充分の、モノ(※新たな商談)を、
 すすんで、持ってくる、でしょう。

 まずは、
 相手を、喜ばせる、
 これが、商人の道、です。

 相手の、期待に応える、
 真心のこもった商品を、
 届ける、こと。

 代金は、あとから、
 ドンと来るものです。

 まずは、相手に、親身に寄り添うこと、
 そして、
 相手の、欲しいモノ、「心」を、つかむこと、

 これが、商人の、常道であろうと、
 神様は、言われている、のです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。