人生に役立てる、古典の知恵「47」

◎ 郷に入っては、郷に従え
 (『童子教』『荘子』)

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【【神様】ご自身からの、解説】

 その、流れに、入ったあとは、
 その、流れの中で、自然に振る舞う、
 のである。

 激流では、激流と一体となり、
 清流では、清流と一体となり、
 濁流では、濁流と一体となり、
 滝では、滝と一体となり、

 それが、ふさわしい。

 激流に、逆らったり、
 清流で、暴れたり、
 濁流で、清らかであろうと、したり、
 滝なのに、落ちようと、しなかったり、

 は、不自然であり、不協和音となり、
 はじかれる。

 もし、その、流れが、嫌ならば、
 最初から、その、流れに、入らなければ、
 よかった、のである。

 いったん、その流れに、入ったならば、
 流れと、一体となり、流れを、味わうのが、
 まっとう、である。

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【私(※一風)からの、解説】

 神様、今回も、ありがとうございます。

 神様からの、ご解説の通りで、あります。

 あなたが、もし、
 格闘技の世界に、身をおいたとしたら、
 闘う毎日を、よしと、しなければ、
 なりません。

 あなたが、もし、
 会社員で、あるならば、
 会社に、宮仕えすることを、
 覚悟しなければ、なりません。

 あなたが、もし、
 投資家で、あるならば、
 日々、情報を追い求めることを、
 喜んでしなければ、なりません。

 あなたが、もし、
 修行に、いそしむ道、を、選んだのならば、
 日々、喜んで修行しなければ、
 なりません。

 ◎ 郷に入っては、郷に従え

 なのです。

 その郷のしきたりが、嫌ならば、
 最初から、その郷に、入らなければ、
 よいのです。

 いったん、その郷に、入ったならば、
 (※己の意見は、しまっておき)
 甘んじて、その郷に、溶け込み、
 その一員に、なられば、なりません。

 「人生」では、
 流れに、添うことが、何よりも大事ですが、
 あなたが、どんな、流れに、属しているか、
 を、まず、心に留めなければ、ならないでしょう。
 
 あなたは、いったん、土俵に上がったならば、
 好むと好まざるとに、関わらず、
 相撲を、とらなけば、ならないのです。

 そして、負けるときは、負け、
 勝つときは、勝てばよいのです。

 良いことも、悪いことも、
 甘んじて、受け入れれば、よいのです。

 厳しい言い方ですが、
 あなたが、もし、
 良いことだけを、欲し、
 良いことしか、受け入れられない、
 としたら
 郷(※【この世】)に、入った意味が、
 まだ、わかっていないと、いうしか、
 ないでしょう。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。