【『小桜姫物語』から学ぶ真理「05」】
◎ (小桜姫の)守護霊より
※ 守護霊とは、何か?
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【引用文】
小桜姫:
誰にも、一人の守護霊が附いて居ることは、
心霊に志す方々の、御承知の通りでございますが、
私にも、勿論一人の守護霊が附いて居り、
そして、その守護霊との関係は、
ただ現世のみに限らず、肉体の死後も引きつづいて、
切っても切れぬ、因縁の絆で、
結ばれて居るので、ございます。
もっとも、そうした事柄がはっきり判りましたのは、
よほど後の事で、帰幽当時の私などは、
自分に、守護霊などと申すものが、有るか、
無いかさえも、全然知らなかったのでございます。
で、私がこちらの世界で、
初めて、自分の守護霊にお目にかかった時は、
少なからず意外に感じまして、
従って、その時の印象は、
今でもはっきりと、頭脳に刻まれて居ります。
小桜姫:
意外なのは、
この時、初めてお目に懸ったばかりの、
全然未知の、お方なのにも係らず、
私の胸に、何ともいえぬ親しみの念が、
むくむくと湧いて出たことで……。
『あの、どなた様でございますか……。』
漸く、心を落つけて、私の方から訊ねました。
すると、先方は不相変にこやかに――
(小桜姫の)守護霊:
『あなたは、何も知らずに居られたでしょうが、
実は、自分はあなたの守護霊……
あなたの一身上の事柄は、何も彼も、
良う存じて居るものなのです。
時節が来ぬ為めに、これまで蔭に控えて居ましたが、
これからは、何事も話相手になって上げます。』
小桜姫:
激しい昂奮から冷めた私は、
もちろん、私の守護霊に向って、
いろいろと質問の矢を放ち、
それでも尚お、腑に落ちぬ個所があれば、
指導役のお爺様にも、根掘り葉掘り問いつめました。
つづく
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『小桜姫物語』より、引用抜粋
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