【『小桜姫物語』から学ぶ真理「07」】

◎ (小桜姫の)指導霊(※龍神様)より

※ 龍神についての、知識

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【引用文】

小桜姫:

 お爺さま(※小桜姫の指導霊のこと)は、
 あたかも、寺子屋のお師匠さんと、いった面持ちで、
 いろいろ、講釈を、してください、ました。

 お爺さまは、こんな風に、説き出されました。

(小桜姫の)指導霊(※龍神様):

 龍神というのは、一口に言えば、
 元の、活き神、
 つまり、人間が、現世に現れる前から、
 こちらの世界で、働いている神々じゃ。

 時として、龍の姿を、現すから、
 龍神には、相違ないが、
 しかし、いつも、あんな恐ろしい姿で、
 いるのでは、ない。

 時と、場合で、
 やさしい神の姿にも、なれば、
 また、一つの丸い玉にもなる。

 現に、ワシなども、龍神の一人であるが、
 そち(※小桜姫のこと)の、指導役として、
 現れる時は、いつも、このような、
 老人の姿に、なっている。

 ところで、この龍神と、人間の、関係であるが、
 人間の方では、何も知らずに、
 最初から、自分一つの力で、生まれたもののように、
 思っておるが、
 実は、人間は、龍神の分霊、
 つまりは、その(※龍神のこと)子孫なのじゃ。
 ただ、
 龍神は、どこまでも、こちらの世界の者。
 人間は、地の世界の者であるから、
 幽から、顕への、移り変わりの仕事は、
 まことに、困難で、
 長い、長い、年月を経て、ようやくのことで、
 モノになった、のじゃ。

 詳しいことは後々、追々話すとして、
 とにかく、人間は、龍神の子孫。
 汝とても、元に戻れば、 
 やはり、さる尊い龍神様の、御末裔なのじゃ。

 これからは、よく、そのことを、わきまえて、
 あの、龍神様のお宮へ、
 お詣りせねば、ならぬ。

 また、機会をみて、
 竜宮界へも、案内し、
 乙姫様に、お目通りを、させてもあげよう。

 つづく
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『小桜姫物語』より、引用抜粋

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