『新樹の通信』から学ぶ、【真理】‥‥「03」

◎ 【魂】の形について

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『新樹の通信』より

浅野和三郎:

 その、毬(※まり)みたいな姿が、
 観念の動き方一つで、
 生前の姿、そっくりの姿に、
 早変わり、すると言うのだね。
 妙だなあ。

新樹霊:

 まあ、ちょっと例えて言うと、
 速成の、植物の種子のような、ものです。

 その、種子から、
 パッと、完全な姿が、出来上がる、
 のです。

浅野和三郎:

 その、幽体も、
 肉体同様、やがて、
 放棄される、時が、来るのだろうか?

新樹霊:

 守護霊さんに、聴いたら、
 上の界へ、進むときは、
 それ(※幽体)を、棄てるのだ、そうです。

 しかし、
 必要が、あれば、
 その後でも、幽体を造ることは、
 造作もないそうで‥‥。

浅野和三郎:

 幽界以上の、界の、
 居住者の、形態は、判るまいか?

新樹霊:

 判らんことも、ないでしょう。
 僕には、沢山、指導者だの、
 顧問だのが、付いていて、
 何でも、教えてもらえます、から。

 お父さん(※浅野和三郎)は、
 一段上の界を、霊界と呼んでおられる、
 ようですが、
 只今、僕の守護霊さんに、訊いてみましたら、
 霊界の居住者の姿も、だいたい、
 幽界のそれと、同一で、
 ただ、その色が、

 ◎ 白く光った湯気の塊

 みたいだ、と、言います。
 
 こんなことを、ただ言葉で説明しても、
 よく、おわかりになれない、でしょうから、
 お母さん(※多慶子夫人)の、霊眼に、
 一つ、幽体と霊体の、実物を、
 お目にかけましょうか?

地の文:

 彼(※新樹霊)の父(※浅野和三郎)が、
 ぜひ、そうしてくれ、
 と、注文すると、
 間もなく、彼の母(※多慶子夫人)の、
 閉じたる眼底に、極めてくっきり、と、
 双方(※幽体と霊体)が、
 映じ出た、のでした。

 どちらも、その形状は、
 毬または、海月(※クラゲ)の、ようで、
 ただ、
 幽体には、紫がかった、薄色が付いており、
 そして、どちらも、
 生気躍動、と言ったふうに、
 全体に、細かい、速い、振動が、
 満ち満ちていた、と、言います。

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☆☆【私(※一風)から】

 たいへん、重要な、報告でした。

 私たちの、元来の姿とは、
 幽体、霊体で、ありまして、

 毬のような、球で、
 生気に、満ち満ちて、
 振動している、

 姿、なのでした。

 その球を、私たちは、【魂】と呼び、
 【魂】が、人間を考えたとき、
 五体の揃った、人間の形を、
 即座に造る、
 
 という、ことです。

 私(※一風)も、【精神統一】するとき、
 身体のことは、いったん、忘れ、
 球となった、状態を、夢想し、
 神様からの、言葉を、頂いて、います。

 この、新樹霊からの、報告を、
 何度も、熟読すれば、
 自ずと、判ってくると、思います。

 私たちの、正体とは、

 ◎ 球(※【魂】)

 であった、と。

 そして、今、一時、
 仮の姿、として、

 ◎ 人間の形

 を、とっている、と。

 このような【真理】を、伝えてくれる、
 新樹霊と、浅野和三郎博士との、問答に、
 心より、感謝して、止みません。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。

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