『新樹の通信』から学ぶ、【真理】‥‥「13」
◎ 母の守護霊と、会うこと ①
守護霊(※小桜姫)の、姿とは?
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☆☆【私(※一風)から】
新樹霊からの、通信は、
母親である、多慶子さんの口を通して、
行われました。
これにより、母親の守護霊も、
関係しているのでは?
ということで、
守護霊である、小桜姫(※室町期の三浦氏城主の奥方)に、
お世話に、なる場面に、移ります。
小桜姫については、
別本である、『小桜姫物語』に、詳しい、
のですが、
この、『新樹の通信』にも、
登場している、わけです。
それでは、
幽界で、新樹霊と、小桜姫が、
会った場面を、ご紹介、いたします。
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『新樹の通信』より
地の文:
‥‥母の霊眼には、
亡児(※新樹のこと)の、幽界における、
例の住宅が、現れ、
そこには、亡児が、和服姿で、
椅子に腰掛けている。
と、彼の母の守護霊(※小桜姫)が、
足利末期の服装で、
扉を開けて、入って来る‥‥
そんな光景が、手に取るごとく、
現れたの、でした。
新樹霊:
僕、お母さんの守護霊さんに、
待っていて、いただいて、
こちらの、会見の模様を、
お父さんに、ご報告、いたします。
守護霊さんは、
僕の見たところでは、
やっと、三十位にしか、見えません。
たいへん、どうも、若いですよ。
頭髪は、紐で結って、後ろに垂れてあります。
着物は、ちょっと元禄らしい、
丸みのある袖が、ついていまが、
もっと、昔風です。
帯なども、たいへん幅が狭い、
やっと五六寸位のもの、ですが、
そいつを、背後で結んで、
ダラリと左右に、垂らしてある。
ちょうど、時代物の、芝居などで、
見る、格好です。
着物の柄は、割合に派手です。
守護霊さんの容貌ですか?
報告係の資格で、
僕、構わず、ぶちまけます。
細面で、ちょっと綺麗な方です。
額には、黒い星が、二つ描いてあるが、
何と言いますかね、あれは‥‥
そうそう、黛(※まゆずみ)、
その、黛と称するものが、
くっきりと、額に描いてあるのだから、
僕たちは、よほど時代が、かけ離れている、
訳です。
履き物ですか?
履き物は、草履です。
こいつあ、僕の目にも、
大して変わったところは、
ありません。
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☆☆【私(※一風)から】
詳しく、室町期の女性(※城主の奥方)の姿が、
描写されて、います。
幽界では、そのように、
生きていた、時代時代の、姿で、
己を現していることが、
よく、わかります。
今回は、母の守護霊である、
小桜姫の、描写でしたが、
次回は、いよいよ、
新樹霊と、小桜姫と、浅野和三郎との、
問答に、移ります。
さて、何が話しされるのか?
楽しみです。
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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。