『新樹の通信』から学ぶ、【真理】‥‥「16」

◎ 母の守護霊と、会うこと ④

  対話は、続く

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☆☆【私(※一風)から】

 幽界の、人同士の対話は、
 最初は、人間味を帯びたもの、
 でしたが、

 次第に、幽界ならではの、
 内容に、なっていきます。

 では、前回の、続きを、
 読んでいきたいと、思います。

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『新樹の通信』より

地の文:

 それでも、守護霊さんは、
 なかなか、質問を止めません。

小桜姫:

 それでは、あなたは、
 死ぬつもりは、なかったのですね?

新樹霊:

 僕、ちっとも、死ぬつもりなんか、
 ありません。

 こんな病気なんか、何でもないと、
 思っていたんです。

 それが、こんな事に、なって、
 しまったのです。

小桜姫:

 お薬など、あがらなかった、
 のですか?

新樹霊:

 薬ですか?
 ちっとは、薬も、飲みました。

 しかし、僕、そんな話しは、
 したく、ありません。

 僕の執着が、きれいに除れるまで、
 病気の話しなんか、お聞きに、
 ならないで、ください。

地の文:

 この対話の間にも、
 守護霊さんは、気の毒がって、
 さんざん、僕のために、泣いてくれました。

 やはり、優しい、良いお方です。

 お母さんの、守護霊ですから、
 僕のために、やはり、親身になって、
 お世話を、してくださいます。

 「なんでも、判らないことが、あったら、
  こちらに、相談して、ください。
  私の力の及ぶ限りは、どうにもして、
  お力添えを、致してあげます‥‥」

 親切に、そう言って、くださいました。

 二人の間には、他にも、
 いろいろの、雑話が、交わされました。

小桜姫:

 家屋の造りが、たいへん違いますね。

新樹霊:

 時代が違うから、家屋の造りだって、
 違います。

小桜姫:

 たった、お一人で、
 寂しくは、ありませんか?

新樹霊:

 別段、寂しくも、ありません。

 僕は、いろいろの、趣味を、持っていますから。

 現に、ここに、掛けてあるのは、
 僕の描いた絵です。

小桜姫:

 まあ、この絵を、あなたが、お描き、
 なすったの、ですって?

 こちらに、来てから、描いたのですか?

新樹霊:

 そうです。
 これが、いちばんよく描けたので、
 大切に、保存してある、のです。

地の文:

 僕が、自慢すると、
 守護霊さんは、じっと、僕の絵を、
 見つめていましたよ。

浅野和三郎:

 只今、子ども(※新樹霊)から、
 通信を、受けましたが、
 あなた(※小桜姫)が、新樹を、
 訪問されたのは、今回が、
 最初ですか?

小桜姫:

 そうで、ございます。

 私は、これまで、まだ一度も、
 子ども(※新樹霊)を、訪ねたことは、ございません。

 つづく

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☆☆【私(※一風)から】

 この後は、小桜姫と、浅野和三郎博士との、
 問答に、移ります。

 小桜姫とは、母(※多慶子さん)の、
 守護霊であり、
 今まだ、登場していませんが、
 新樹霊自身の、守護霊も、ちゃんと、
 存在し、
 だいぶん、後で、登場することに、
 なります。

 このように、私たちには、
 必ず、守護霊が、付いている、
 のです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。