『新樹の通信』から学ぶ、【真理】‥‥「22」

◎ 新樹自身の、守護霊とは? ①

  小桜姫に、探索してもらうこと

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☆☆【私(※一風)から】

 ここまでは、
 母(※多慶子さん)の、守護霊である、
 小桜姫が、登場してきましたが、

 肝心の、新樹自身の、守護霊は、
 出てきておりません。

 これについて、浅野和三郎博士は、
 ぜひ、新樹自身の、守護霊のことも、
 知りたい、
 ということで、
 
 小桜姫に、その探索を、お願いする、
 ことに、なります。

 さて、新樹霊には、どのような守護霊が、
 いたので、しょうか?

 今回は、その部分を、載せたいと、
 思います。

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『新樹の通信』より

浅野和三郎:

 こりゃあ、どうあっても、
 新樹の、守護霊を、呼び出して、
 訊いてみなければ、ならない。

 新樹は、守護霊の話しを持ち出すと、
 悲しくなる、といって、
 なるべく、避ける気味だが、
 彼も、幽界に入って、すでに一年以上になる。
 
 いつまで、そんな感傷気分に浸って、
 いるべき、でも、あるまい。

 よしよし。とりあえず、
 妻(※多慶子さん)の守護霊(※小桜姫)に、
 頼んで、一つ、
 新樹の守護霊に、逢ってもらって、
 みよう。

 私は、妻の守護霊を呼んで、
 右の旨を、述べると、
 先方は、案外気軽に、私の注文を、
 引き受けて、くれました。

小桜姫:

 承知致しました。

 早速、これから、子ども(※新樹)の、
 守護霊に会って、
 いろいろ、訊いてみることに、
 しましょう。

 仔細は、いずれ、後ほど、
 お知らせします。

地の文:

 約、十分間ほど、経過すると、
 妻の守護霊は、再び戻って来て、
 いかにも、満足そうに、
 右の会見の、次第を、報告、
 するのでした。

小桜姫:

 やはり、あなた(※浅野和三郎博士)の、
 お見込みどおり、
 ‥‥
 ‥‥
 これまで、あの方(※新樹の守護霊)は、
 仔細あって、裏面に隠れ、
 頑と、新樹に会わずに、いましたが、

 時節が来たので、
 今後は、直接、新樹の世話をする、
 と、申しております。

浅野和三郎:

 いったい、その守護霊という、方は、
 どんな方、ですか?

 と、私は、少し急き込み気味に、
 訊ねました。

 やはり、人霊ですか?

小桜姫:

 なかなか、立派な、
 気性の優しい方で、ございますよ。

 もちろん、元は、
 私たちと、同じく、人間で、
 ございます。

 しかし、
 私などより、ずっと後の時代の方で、
 生まれた年の年号は、たしか、

 ◎ 享保
 
 とか、申すそうで、ございます。

 あの方の経歴について、
 私も、一通りのことは、聞いて、
 存じておりますが、
 私から、申しあげたのでは、
 面白くございません。

 何卒、直接ご本人を、お呼び出しになって、
 お訊きくださいませ。

浅野和三郎:

 むろん、妻の身体に、懸かれる、
 のでしょうね?

小桜姫:

 それは、懸かれます。

 しかし、ご本人は、まだ、
 一度も、人間の身体に、懸かって、
 通信したことが、ないので、
 少々、心配だと、申して、おります。

 まあ、やって、ご覧なさいませ。

 つづく

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☆☆【私(※一風)から】

 長くなってきましたので、
 ここらで、一区切り、させて、いただきます。

 はたして、新樹の、守護霊とは、
 どんな、人物?、なのか?

 生まれは、享保(※江戸時代中期)と、
 報告されていました。

 詳しくは、
 次回、証される、ことでしょう。

 さて、
 改めて、申しあげますが、
 なぜ、このような、書物を、
 紹介するのか?
 ですが、

 これは、新樹霊に限った、話しでは、
 ないと、いうこと、なのです。

 これと、同じことが、
 読者のあなたにも、ある、
 ということを、知っていただきたい、
 からです。

 あなたにも、守護霊が、いるのです。

 ただ、それを、今、あなたは、
 自覚していない、だけ、
 なのです。

 新樹霊のことを、他人事でなく、
 自分事として、お読みいただき、
 たいのです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。