『新樹の通信』から学ぶ、【真理】‥‥「37」

◎ 伊勢神宮への、再度の参拝 ②

  再度、神宮へ参拝することと、なる。
  同行者は、小桜姫。

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☆☆【私(※一風)から】

 前回の、伊勢神宮参拝から、9ヶ月経ち、
 再び、同所を、参拝することと、
 なりました。

 さらに、詳しい、情報を、
 得るため、です。

 この、【霊界】の、事情を、
 私たちは、大いに参考と、すべき、
 でしょう。

 では、お読みください。

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『新樹の通信』より

地の文:

 前回の、参拝があってから、約9ヶ月、
 昭和5年5月8日の夜に、
 私(※浅野和三郎)は、再び新樹に向かって、
 伊勢参拝を、命じました。

 できるだけ、情報の内容が、
 正確、かつ、豊富なることを、期すべく、
 今回は、新樹一人でなく、
 彼の母の守護霊、小桜姫に頼んで、
 同行を、求めました。

 その結果は、果たして良好で、
 前回に比すれば、
 この報告が、よほど、現実味に富んでいる、
 ように、感じられます。

 双方からの、報告が、ありますが、
 まず、新樹の方から、紹介しましょう。

新樹霊:

 無事に、参拝を、すませて参りました。

 今度は、お母さん(※多慶子夫人)の、
 守護霊(※小桜姫)さんに、来てもらいました。

 守護霊さんは、
 今日は、大廟にお詣りするのだから、
 というので、
 白い装束を、着ておられました。

 白い柔らかい地質の、着物で、
 腰のへんを、ちょっと端折った、
 道中姿です。

 袖ですか?

 袖は、一向長くありません。
 
 丸みのついた、短い袖で、
 そして、足には、いつものように、
 厚ぼったい草履を、履いておられ、ました。

 僕は、相変わらず、洋服だ。
 僕は、黒っぽい色は、嫌いだから、
 薄色のものを、着て行きました。

 ステッキは、持ちません。

 まず、着いた所は、
 広々とした、神苑の境内。
 純白の細かい小砂利が、一面に、
 敷き詰めて、ありました。

 僕たちは、しばらくそこを、
 歩いて行きますと、
 やがて、杉、松、その他の老木が、
 眼もはるかに、立ち並んでいる、
 所に、出ました。

 守護霊さんが、
 ちょっとこの辺で、手を清めて行くことに、
 しましょう、
 と、言われますので、

 あちこち、探しましたが、
 杉の木立の、こんもりとした所に、
 余り水量の多くない、一つの谷川が、
 ありました。

 現界の五十鈴川は、
 相当大きな流れ、だと訊いていましたが、
 どういうものか、こちらのは、
 そんなに、大きい川では、ありません。

 幅は、やっと、一間も、ありましょうか。

 しかし、水は、いかにもきれいです。

 僕たちは、その川で、口や手を、
 そそぎました。

 現界の、五十鈴川は、
 この川に、相当するので、しょうか?

 そう、守護霊さんに、訊ねますと、

小桜姫:

 さあ、どちらが、どうなのでしょう、かしら?

新樹霊:

 と、守護霊さんにも、その辺のところは、
 不明でした。

 あの方も、今日初めての、参拝だった、
 ということです。

 それから、つま先上がりの、坂道になり、
 僕たちは、それを、ずーっと二人で、
 上がって行きました。

 すると、間もなく、
 前面に、白木のお宮が、現れました。

 それが、例の大廟。
 僕が、お父さんに言いつかって、
 一度参拝したことのある、あのお宮です。

 つづく

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☆☆【私(※一風)から】

 【霊界】にある、原・伊勢神宮は、
 このように、質素で、簡素なのであります。

 実に、これに、対応しているのが、
 【この世】の、伊勢神宮、なのです。

 ここは、神様への、連絡所となっており、
 例えは、どうかわかりませんが、
 一種の、電話ボックス、
 とでも、言えるかと、思っています。

 神社への、参拝は、
 神様への、連絡できる、場所、
 と、言えるかもしれません。

 次回、そのお宮で、祈願して、
 天照大神のお姿を、拝することと、
 なります。

 乞うご期待。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。