『新樹の通信』から学ぶ、【真理】‥‥「46」

◎ 龍宮探検 ③

  いよいよ、龍宮へ

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☆☆【私(※一風)から】

 私たちは、【霊界】を司っておられる、
 龍神様を、もっと、知るべき、
 だろうと、思います。

 今回、いよいよ、
 新樹と、小桜姫が、直接、
 龍神様を、龍宮に、訪ねます。

 それでは、
 読んでいきましょう。

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『新樹の通信』より

浅野和三郎:

 すると、全ての神様は、
 ことごとく、龍神様と、思えば、
 よい訳で、しょうか?

小桜姫:

 さあ、全てと言うことは、
 到底、私などの、分際で、 
 申しあげ、かねますが、

 少なくとも、

 ◎ 人間受け持ちの神様は、龍神様である

 と、考えてよろしいと、存じます。

浅野和三郎:

 そして、その龍神様と、人間との、関係は?

小桜姫:

 地上の人類は、

 ◎ 最初は、皆、龍神様の御分霊を、
   戴いて、生まれた

 ように、承っております。

 つまり、龍神様は、

 ◎ 人間の霊の、御先祖様

 なので、ございましょうね。

浅野和三郎:

 いや、だいたい、見当がついて、きました。

 詳しい説明は、先へ行って、
 伺うことに、して、
 早速、龍宮探検の、お話しを、
 願いましょうか。

小桜姫:

 承知致しました。
 では、申しあげます‥‥。

 あれから、私たち二人は、何かと、
 物語りながら、随分長い、道中を、
 致しました。

 白い清らかな、砂地の大道。
 それが、ズーッと見渡す限り、
 つづいております。

 歩いても、歩いても、なかなか、
 歩ききれそうもなく、感じられましたが、
 つまり、
 私たちの境涯と、龍宮の所在地とは、
 それほどまでに、懸隔があるので、
 ございましょう。

 それでも、とうとう、辿り尽くして、
 ふと、彼方を見渡しますと、
 行く手、遥かに、龍宮の建物が、
 夢のように、浮かび出ました。

 私には、さして珍しくも、ございませんが、
 それを、発見したときの、
 子どもの、驚きと、喜びは、
 たいへんなもので、ございました。

 「やあ、大きな門がある! 
 いくらか、旅順方面にある、支那式の門に、
 似ているな。
 やあ、内部の方には、大きな建物がある!
 反り返った棟、朱塗りの柱廊、
 丸みがかった窓の格好、
 こいつも、いくらか支那趣味だ。
 いや、どうも素敵だ‥‥」

 と、しきりに、はしゃいで、おりました。

浅野和三郎:

 さぞ、久しぶりで、
 子どもも、気が晴れ晴れと、
 したでしょう。

 元来、陽気の質の、子ですから、
 たまには、面白い目にも、
 逢わしてやりたいと、思います。

小桜姫:

 その通りで、ございますとも!
 それに、今度の龍宮見物は、
 大当たりで、ございました。

 伊勢大廟の参拝などとは、
 また、気分が違います。

 伊勢は、世にも尊い、神様の、
 お鎮まりに、なられるところで、
 身が引き締まるような、
 神々しい感じに、打たれますが、
 
 こちらは、立派ではあるが、
 何やら、その、
 そう申しては、相すみませんが、
 面白い、晴れ晴れしい、
 親しみの、深い感じが、致します。

浅野和三郎:

 お話しを、伺っただけでも、
 ほぼ、その状況か、察せられます。

 境内も、さぞ、立派でしょうね。

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☆☆【私(※一風)から】

 いよいよ、龍宮に到着した、ようです。

 そして、次回は、乙姫さんに、
 対面の、模様が、語られます。

 果たして、乙姫さんとは、
 どんな、お方なのか?

 果たして、対話の内容とは?

 次回を、お待ち願います。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。