『新樹の通信』から学ぶ、【真理】‥‥「59」

◎ 帰幽後の、一キリスト教徒 ④

  新樹霊の、キリスト教観は?

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☆☆【私(※一風)から】

 改めて、お断りしておきますが、
 私(※一風)は、宗教を否定する者では、
 決してありません。

 むしろ、それぞれの宗教に、
 心より、尊崇と、敬意を表する者で、
 あります。

 【この世】で、宗教の果たしている役割は、
 限りなく、大きく、
 「人生」に、大きな影響を、与える、
 ものです。

 そして、それぞれの、宗教の立場から、
 【真理】に、迫っているもの、である、
 と、認識しています。

 ここで、敬虔なキリスト教徒の、S婦人が、
 登場されて、おりますが、
 とても、立派であると、思っております。

 それはそうと、
 洋の東西を、問わず、
 また、宗教の別を、問わず、
 指導霊が、出てくることは、
 注目すべきであろうとも、思っております。

 さて、それでは、
 前回の、続きから、いきましょう。

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『新樹の通信』より

S婦人:

 イエス様は、世界万民の、救世主。
 私どもの、罪を贖ってくださる、
 貴いお方で、ございます。

新樹霊:

 それは、少し、違っては、おりませんか?

 (※と、僕は思い切って、言ってやりました)

 イエスは、二千年前に、地上に現れた、
 普通の人間。
 また、キリストは、人類発生前から、
 存在する、宇宙の神様。
 日本で言えば、つまり、
 高天原を治しめる、天照大御神様です。

 人間と、神様とを、混線して取り扱うのは、
 既成宗教のすべてが、陥った弊害で、
 これは、我々として、大至急、訂正を、
 要する、問題です。

 無論、僕は、イエスを、
 心から、尊敬しています。

 が、同じ意味において、
 僕は、釈迦も、孔子も、ソクラテスも、
 弘法も、日蓮も、皆、尊敬します。

 なかんずく、僕は、
 神武天皇様を、心から、尊敬します。

 理想的な、国家の体系、
 理想的な、惟神の大道を、確立された、
 御方は、
 世界の、どこにも、他にないですから、ね。

 日本の教えの、特色は、
 少しも、マゼモノが、ないことで、
 神は、どこまでも、神、
 人は、どこまでも、人、
 截然(※せつぜん)と、両者を、
 切り離し、しかも、
 両者の間に、しっかりと、
 
 ◎ 神人感応の道

 を、つけてあるから、
 素晴らしいのです。

 あなたも、早く、
 イエスを、神の唯一の子と、考えるような、
 心の迷いから、お覚めなさい。

 せっかくの、精神統一が、
 そんなことでは、台無しに、なります。

 いつまで経っても、

 ◎ あなたの四辺が、暗い

 のは、たしか、そのためです。

 僕などは、生前、信仰問題などには、
 まるで、無頓着な、呑気者で、
 そのために、こちらへ来てから、
 一時、大いにマゴつきましたが、
 幸い、歪んだ先入観が、なかったばかりに、
 割合に早く、

 ◎ 心眼が開け

 少しは、こちらの、世界の事情も、
 判ってきました。

 キリスト教にも、たしかに良い箇所は、
 ありますが、
 どうも、少し、マゼモノが、多過ぎます。

 Sさんも、その、マゼモノだけは、
 お捨てなさい‥‥。

S婦人:

 それでも、私は、
 現在、イエス様から、遣わされた、
 天使様の、お世話になっている身で、
 ございます。

 私には、それに、背く気には、
 まだ、なれません。

 つづく

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☆☆【私(※一風)から】

 新樹霊が、【霊界】で、
 大きく成長していることが、わかります。

 なかなか、鋭い指摘を、
 S婦人に、堂々と、されています。

 反論する、S婦人ですが、
 この後は、どうなるのか?
 それは、次回に、‥‥。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。