守護神からの言葉に学ぶ・その26

◎ 天界(※天界の最下層部)の住人から見た、
  R氏の、地獄からの脱出とは?

  守護神が語る、
  地獄と、天界との、違いとは?

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☆☆【私(※一風)から】

 さて、ここで、視点を変えてみましょう。

 これまでは、R氏自身の、地獄からの、
 脱出譚、でしたが、

 これを、別の目から、見たら、
 どう、表現できるのか?

 今回は、天界(※天界の最下層部)に住み、
 修行中の、O氏からの、報告を、
 読んでみましょう。

 O氏は、死後、天界の最下層部で、
 目覚めました。

 天界の最下層部には、天界の小学校があり、
 【真理】については、まだ未熟だったO氏は、
 この小学校で、一から、やり直している、
 ところです。

 そして、校外見学として、
 R氏の、地獄からの、生還の場面を、
 実地に、学ぶことと、なりました。

 ここからも、私たちには、
 随分、参考になる事項が、あると、
 思います。

 それでは、読んでみましょう。

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O氏:

 私(※O氏)は、これから、一つ、
 重大な事柄を、物語らねば、ならない。

 私は、守護神に連れられて、
 一人の霊魂(※R氏のこと)が、
 
 ◎ 地獄から昇ってくる

 実況を、目撃したのじゃ。

 私は、どこをどう通って行ったのか、
 途中は、よく判らなかったが、
 ともかくも、突然、地獄の入り口に、
 立ったので、ある。

 そこは、カサカサに乾いた、
 苔一つ生えていない、デコボコの、
 一枚岩であった。

 振り返って見ると、
 自分たちの背後には、暗黒色の岩だの、
 ゴツゴツした、砂利道だのが、
 爪先上がりになって、自分たちの所まで来て、
 
 ◎ それが、急に断絶して、底の知れない、
   奈落となる

 のである。

 何しろ、この縁を境界として、
 一切の光明が、バッタリ中絶してしまう、
 のであるから、
 その、絶壁の、ものすごさと言ったら、
 全く、身の毛もよだつ、ばかり、
 
 光線は、あたかも、細かな霧の粒のように、
 重なり合った、一枚壁を造り、
 それが、前面の、闇の壁と、対立する。

 地上では、光と闇とは、
 互いに、混ざり合い、溶け合っているが、
 ここには、全く、それがない。

 ◎ 闇は闇、光は光と、
   飽くまで、頑強に対抗している

 すると、その時、守護神が、
 私に、命じられた。

守護神:

 それなる絶壁の、最末端まで行って、
 お前の手を、中に、差し入れてみるがいい

O氏:

 私は、命じられるままに、
 絶壁の端に、行った。

 すると、守護神は、
 背後から、私の肩に手をかけて、
 落ちないように、手をかけて、支えて、
 くださった。

 驚いたことには、
 闇に突き入れた、私の手首は、
 そこから、プッツリ切り落とされた、ように、
 全く、存在を失ってしまった。

 いや、存在ばかりか、
 感覚までも、全く、消え失せた。

 呆れかえった、無茶な闇も、
 あれば、あったもので‥‥。

 そのうち、闇に浸かった手首が、
 キリキリと、痛み出した。
 それは、ひどい寒さのためである。

 「腕を引っ込めても、よろしゅうございますか?」

 と、問うと、

守護神:

 よろしい。

O氏:

 私は、そう聴くなり、
 急いで自分の腕を、引っ込めたが、
 幸い、傷もつかずに、いたので、
 ホッと安心した。

 私は、訊ねた。

 「なぜ、ここは、こんなに暗く、冷たいのです?」

 すると、守護神は、こう答えた。

守護神:

 ◎ それは、信仰の光が、地獄に、
   存在せぬから、じゃ

 ◎ また、地獄には、神の愛も、ない

 お前は、すでに霊であるから、
 霊の光と、温みとを要求する。

 あたかも、肉体が物質的の、温みと光とを、
 要求するように。

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☆☆【私(※一風)から】

 さあ、いかがだったで、しょうか?

 ここは、天界側からの、地獄との、
 境界線、なのです。

 天界とは言え、まことに、そこは、
 地獄的な、荒野です。

 しかし、それは、
 O氏からの、見方。

 これから、登ってくる、
 R氏にとっては、
 眩しい、眩しい、別世界に、
 見えるのです。

 この差は、はたして何を意味している、
 ので、しょうか?

 ここが、大切な点どあると、
 私(※一風)は、思います。

 そして、それが、私たちへの、
 「人生」への、教訓となると、
 確信して、おります。

 この、続きは、次回へ

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。