守護神からの言葉に学ぶ・その27

◎ 天界(※天界の最下層部)の住人である、
  O氏からの、実況

  R氏が、地獄界より、天界に昇ってくる模様

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☆☆【私(※一風)から】

 さて、いよいよ、R氏が、
 地獄界より、天界に、昇ってくる、
 のですが、

 その模様は、O氏には、どう映る、
 のでしょうか?

 そして、そこには、
 どんな教訓や、学びが、あるのでしょうか?

 読んでいきましょう。

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地の文:

 突如として、脚下の闇の中から、
 一個の、火球が現れ出て、
 迅速に、上へ上へと、昇ってくる、
 のであった。

 瞳を定めて、凝視すれば、
 それは、

 ◎ 赫灼(※かくやく)と光り輝く、
   一つの霊魂

 で、
 いよいよ、上へ昇りつめた時には、
 闇は、その全身から、

 ◎ あたかも、水の雫が、白鳥の背から、
   転がり落ちるが、如く、
   はらはらと、こぼれた

 やがて、
 右の光の所有者は、

 ◎ 絶壁の末端に、身を伏せて

 ◎ 片腕を、闇の中に差し入れた

 腕は、肩まで、その存在を失ったが、
 次第に、それが引き上げられたところを、
 見ると、

 ◎ しっかりと、誰かの手を握っていた

 ◎ 闇の中から、突き出た手は、
   光ったものではなく、黒く汚れて、
   不健康な、蒼味を帯びていた

 間もなく、崖の上に、

 ◎ 一人の醜穢(※しゅうかい)な、物体
  
 が、やっとのことで、
 引き上げられた。

 ◎ 両眼は、一種の包帯で覆われ

 よろよろと、力なげに、
 その指導者の脇に、倒れた。

 すると、

 ◎ 指導の守護神は、優しくこれを、
   助け起こした

 新来の人(※R氏)は、暗褐色の、
 ボロボロの衣服を、まとっていたが、
 それには、いろいろの汚物が、付着し、
 地獄の闇が、染み込んで、
 抜けきれないように、見えた。

 彼(※R氏)の手足も、
 同様に、汚れ切っていた。

 「おお、ひどい光明じゃ!」

 と、彼(※R氏)は、うめいた。

 「包帯をしていても、眼に染みて、しょうがない」

 私たちにとっては、それは、
 
 ◎ ほんのりとした薄明かり

 で、丁度、ロンドンの濃霧が、かかっている、
 時を、思い出させる、けしきであった。

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☆☆【私(※一風)から】

 さて、いかがだったで、しょうか?

 感動的な、場面でした。

 しかし、これを実況した、O氏からは、
 R氏のことが、
 非常に、汚れて汚く、見えたのでした。

 R氏自身からは、
 自分が汚れている、との、
 認識や、報告は、ありませんでした。

 不思議なことです。

 また、
 この場所(※地獄と天界との境目)も、
 O氏からは、暗い、とあり、
 R氏からは、ひどい光明、とありました。

 この差は、どうしてなのか?

 そこに、教訓と、学びが、あると、
 思います。

 その点については、
 次回に、したいと、思います。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。