良い言霊:45

◎ Look,I think we can do

better than this.

  譲れない一線:ジョン・レノンの【言霊】

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☆☆【私(※一風)から】

 ジョン・レノンは、言わずと知れた、
 ビートルズの、リーダーです。

 ビートルズに、いよいよ、レコードデビュー
 の時が、やってきました。

 しかし、その時、録音されたのは、
 彼らの自作曲ではなく、
 カバー曲となってしまう、
 「How do you do it?」
 を、半ば強制的に、させられて、
 いたのでした。

 メンバーは、レコードデビューできる喜びよりも、
 この大事なデビュー曲が、
 他作のカバーであることに、
 不満を覚えていました。

 デビュー曲は、重要です。
 それは、永遠に、それとして、
 残るから、です。

 そこで、決意して、
 リーダーの、ジョン・レノンは、
 レコードプロデューサーである、
 ジョージ・マーティンに、
 こう言ったのです。

 ◎ Look,I think we can do

 better than this.

 きいてくれ! 僕らはこの曲より、
 もっと良い曲を、演奏できる!

 と。

 まだ、無名だった、ビートルズ。

 しかし、譲れない一線が、あったのです。

 ジョージ・マーティンも、
 ジョン・レノンの並々ならぬ決意に、
 心動かされ、
 
 「それなら、やってみろ」

 ということで、

 ◎ 「love me do」

 が、新たに録音された、わけです。

 これは、正真正銘、彼らのオリジナル曲です。

 ビートルズは、自分たちで作った、
 オリジナル曲に、誇りを持っていました。

 もし、デビュー曲が、「love me do」
 で、なかったなら、

 それからの、ビートルズの活躍は、なかったかも、
 しれません。

 ビートルズの、ビートルズたる所以は、
 それまでなかった、
 彼らが、自作自演できる、バンド、
 であることが、強烈な売りの、
 グループだった、ということ、です。

 ビートルズの、運命を分けた、
 ジョン・レノンの放った、
 【言霊】だったのです。

 譲れない一線は、皆様の「人生」にも、
 あることだと、思います。

 ご参考に、されてください。
 
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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。