ことわざに学ぶ「人生」:その111

◎ 名選手、必ずしも名監督ならず

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☆☆【私(※一風)から】

 名選手なら、名監督にもなれるのでは?

 と、普通、思います。

 ですが、往々にして、そうはなりません。

 選手の仕事と、監督の仕事とは、
 全く、違うから、です。

 選手の本分は、己の力を発揮する、
 ところに、あります。

 しかし、
 監督の本分は、己を押し殺してでも、
 選手の力を、発揮させる、ところに、
 あります。

 要は、
 選手にやる気を出させ、
 我がチームに、勝利を呼び込むこと、
 これに、尽きます。

 もしも、監督が、
 己の選手時代の、過去の栄光をひけらす、
 としましょう。
 これは、もう最悪です。
 選手は、白けてしまい、
 やる気を失うこと、必定です。

 監督とは、
 選手とコミュニケーションをうまくとり、
 あとは、任せること、
 しかし、その結果は、
 監督自身が、被ること、
 これに、尽きます。

 最終責任は、全て監督に、
 あるのです。

 選手がもし、エラーして負けようと、
 そんな選手を起用した、
 監督に、責任があるのです。

 【この世】で、監督にあたる、
 管理職ほど、苦しい仕事は、
 ないでしょう。

 自らが、社員に代わり、
 動きたい、くらいでしょう。

 だったら、あなたは、管理職になど、
 ならなければ、良かったのです。

 仕事を人に任せて、
 あとは、祈るのみ!
 これが、管理職です。

 名選手には、これが、できない、
 のです。

 自らが、シャシャリ出てしまい、
 全体を、腐らせてしまう、わけです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。