ことわざに学ぶ「人生」:その135

◎ 一を聞いて、十を知る

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☆☆【私(※一風)から】

 『論語』に出てくる、
 孔子の言葉です。

 弟子の顔回は、物事の一端を聞くだけで、
 全体を把握し、理解していると、
 誉めた言葉です。

 顔回は、
 孔子の期待する、優秀な、
 弟子でした。

 しかし、
 残念ながら、顔回は、
 早死に、してしまいます。

 孔子の嘆きは、大きく、
 そのことも、『論語』に、
 書かれていますが、
 それについては、
 今回は、取り上げません。

 一を聞くだけで、十を理解できる、
 とは、
 元々、十を知っていたから、
 だと、思われます。

 知識と実践の、完全な伝授を、
 「免許皆伝」
 と、言います。

 これが、叶うのは、
 教えたから、
 ではなく、
 弟子も、既に師匠の域に達しており、
 少しの言葉で、
 それが、お互いに、分かり合えている、
 からだと、
 私(※一風)は、確信します。

 免許は、
 教えて、伝わるもの、
 ではなく、

 多分に、自力で、発見していく、
 部分が、あるのです。

 そうでないと、
 知識は、単なる知識だけに、終わり、
 身には付いて、いません。

 知識は、どのようにも、
 変化、応用させ、なければ、
 なりません。

 知識だけ、の人だと、
 この、変化や、応用が、できない、
 のです。

 そうです。
 私(※一風)は、この知識を、

 ◎ 【真理】

 だと、言いたいのです。

 【真理】は、千変万化です。

 知識だけでは、
 それが、正反対のことをも、表現していることに、
 ついていけません。

 今回は、以上です。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。