ことわざに学ぶ「人生」:その159

◎ educate(※エデュケイト)

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☆☆【私(※一風)から】

 educate とは、「教育する」と、
 訳されます。

 それでは、今回は、
 この、educate について、
 成り立ちを、見てみましょう。

 e とは、「外へ向けて」、
 です。

 duce とは、「引き出す」、
 です。

ate とは、「する」、
 です。

 つまり、educate とは、
 「外へ、引っ張り出す」
 と、なります。

 教育とは、「外へ、引っ張り出すこと」、
 と、考えている、わけです。

 日本では、長らく教育を、この逆の、
 「内へ向けて、知識を注入すること」、
 と、捉えられて、きました。

 元々、あるものを、引っ張り出す行為を、
 教育と、考えるように、
 近年、日本でも、改まってきました。

 そうです。
 注入式の、教育では、
 直ぐに、メッキが剥がれて、しまうように、
 定着率が、悪いのです。

 一方、
 引き出す式の、教育は、
 本人が、気づいていく、方法なので、
 一度、わかったことは、二度と忘れたりは、
 しません。

 【真理】を、伝えることと、
 同じです。

 【真理】とは、教えて伝わる、ことは、
 ないのです。

 【真理】とは、自分で、気づいて、
 思い知る、こと以外に、
 伝わらない、のです。

 だから、伝わらない、のです。

 師匠が、気づいたように、
 弟子も、気づかねば、ならない、
 のです。

 師匠は、弟子の気づきを、
 多少の問答によって、確認します。

 これが、禅問答の、「公案」に、
 あたる、わけです。

 まさしく、

 ◎ educate(※エデュケイト)

 なのです。

 これが、

 ◎ 好きこそモノの上手なれ

 に、つながるのです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。