ことわざに学ぶ「人生」:その173

◎ 袋の鼠(※ネズミ)

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☆☆【私(※一風)から】

 日本では、古代から、
 穀物を保管することに、
 悩まされ、
 どうすれば良いか、
 知恵を絞ってきました。

 そこで造られたのが、
 高床式倉庫です。

 これが、神社様式の原型です。

 高床式にして、各柱も、
 ネズミ返しを、こしらえて、
 防虫に努めました。

 それでも、ネズミは、穀物を
 食い荒らしに、やってきます。

 そこで、
 定期的に、穀物袋(※麻袋)が、
 破れていないか、の、点検が、
 欠かせなかった、わけです。

 点検時に、袋からガサガサ音が、
 していれば、
 そこには、ネズミが入り込んで、
 いるわけです。

 そこで、改めて、袋の口を縛り、
 穴を塞げば、
 ネズミを仕留めることが、
 できた、わけです。

 「袋の鼠」
 とは、このこと、です。

 もう、逃がさないぞ、と、
 閉じ込めてしまう、のです。

 「人生」で、「袋の鼠」と、
 ならないよう、
 危険なことからは、
 離れるべきです。

 甘い言葉には、必ず罠が、
 あるものです。

 お気をつけ、ください。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。