ことわざに学ぶ「人生」:その188

◎ 覆水盆に返らず

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☆☆【私(※一風)から】

 地面にこぼした水は、
 もう二度と、元の盆には戻せない、

 と、元妻に言ったのが、

 古代中国の、太公望です。

 若い日の太公望は、
 読書ばかりしており、貧乏でした。

 その貧乏から、妻は耐えられず、
 去っていきました。

 しかし、その後の太公望は、
 宰相にまで、取り立てられ、
 出世したのです。

 その姿を見た、元妻は、
 復縁を太公望に、迫りましたが、
 
◎ 覆水盆に返らず

 と、申し渡し、
 あきらめさせました。

 「時間」は、「今」、「今」の連続で、
 進めども、過去には、戻せない、
 のです。

 これを、よく知った上で、
 「人生」を送らなければ、
 なりません。

 後悔しても、詮ないこと、
 なのです。

 前を向いて、新しく「人生」を、
 切り開くことこそ、望まれます。

 辛いことですが、
 「人生」とは、
 いつまでも、過去にこだわっても、
 しかたないと、諦観しなければ、
 ならないのです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。