ことわざに学ぶ「人生」:その202

◎ 一所懸命

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☆☆【私(※一風)から】

 この、「一所懸命」こそ、
 鎌倉武士の心です。

 すなわち、鎌倉武士の心とは、
 その後の、日本人の心といっても、
 よいでしょう。

 命懸けで、自分の領地を守り抜く、
 という、心意気です。

 自分の領地とは、その田畑のこと、
 ですが、
 その田畑を耕す領民を、守り抜く、
 ということ、に他なりません。

 現場を守ってきたのが、
 武士だった、のです。

 だから、鎌倉以後、
 700年もの長きにわたり、
 武士は、尊敬されました。

 そこから、さらに、

 ◎ 一生懸命

 という、言葉が生まれました。

 武士だけでなく、
 広く庶民も、自分の担当する仕事を、
 武士に習い、
 「一生懸命」に、努める、
 と、その意味が広がったのです。

 「一所懸命」、「一生懸命」とは、
 日本が、誇るべき、
 心意気を示す、素晴らしい言葉、
 です。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。