小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」53
◎ 『浦島太郎』の物語は、本当なのか?
※ 彦火火出命様(※山幸彦)と豊玉姫様は、‥‥
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☆☆【私(※一風)から】
乙姫様と言えば、『浦島太郎』の物語が、
まず、思い出されますが、
この点については、どうなので、しょうか?
また、もっと古く、
『古事記』にも、乙姫様である、
豊玉姫と玉依姫が、出てきますが、
豊玉姫が、彦火火出命様(※山幸彦)と、
結婚されていることが、書かれていますが、
どうなので、しょうか?
これについて、玉依姫が、答えています、
ので、そこを読んでいきましょう。
◎ 玉依姫:
あの昔話が、事実そのまま、でない、
ことは、申すまでも、なけれど、
さりとて、全く跡形もない、というのでは、
ありませぬ。
◎ つまり、天津日継の皇子、
彦火火出命様(※山幸彦)が、
姉君(※豊玉姫)の、御婿君にならせられた、
事実を、現世の人たちが、漏れ聴いて、
あんな、不思議な『浦島太郎』の御伽噺に、
作り上げたので、ございましょう。
◎ 最後に出てくる、玉手箱の話、
あれも、事実では、ありませぬ。
別に、この「龍宮」に、
開ければ紫の煙が立ち上る、玉手箱と申す、
ようなものは、ありませぬ。
◎ あなたもよく知るとおり、
神の世界は、いつまで経っても、
露、変わりのない、永遠の世界、
彦火火出命様と豊玉姫様は、
今も昔と同じく、立派なご夫婦の、
間柄で、ございます。
◎ ただ、命様には、
天津日継の大切な御用が、おありになるので、
めったに、ご夫婦そろって、
この龍宮界に、おくつろぎ遊ばすことは、
ありませぬ。
現に、只今も、命様には、
何かの御用を帯びて、お出ましになられ、
乙姫様は、ひとり寂しく、お留守を預かって、
おられます。
そんなところが、あの御伽噺の、
辛い夫婦の別離、という趣向になった、
のでございましょう。
以上です。
私(※一風)も、この箇所は、
それこそ、何十回も、読んでいますが、
最近になって、ようよう、その意味するところが、
イメージとして、理解できるように、
なりました。
【霊界】の話は、言わんとしていることを、
その状況に立って、自分も想像してみる、
ことが、必要です。
ふと姿が消えたり、現れたり、
素早く、移動したり、
姿を変えたり、球となったり、
そう想像して、読まなければ、
ついていけません、から‥‥。
いかに古代の話であろうと、
【霊界】は、永遠の世界ですので、
古代=今、と、受け入れる、必要が、
あります。
このような、【霊界】が、
本当にあるのだ、と、『小桜姫物語』は、
教えてくれて、いるのです。
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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。