小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」125

◎ 少女・雛子との出会い

※ 子どもが【霊界】入りして、その後‥‥。

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☆☆【私(※一風)から】

 滝の修行場で、「精神統一」する毎日の、
 小桜姫でしたが、
 ある日、気晴らしに、
 外へ出向きます。

 そこで、出会ったのが、
 雛子という、少女でした。

 この雛子の、生い立ちを聴き、
 これは、【この世】へ、参考になることと、
 小桜姫が、報告してきた、ものです。

 まずは、その最初の部分を、
 読んでいきましょう。

◎ 小桜姫:
 ふと辺りに、人の気配がするのに、
 気がついて、驚いて振り返ってみますと、
 一本の満開の山椿の木陰に、
 年齢の頃はやっと、十歳ばかりの、
 美しい少女が、
 七十歳位と見ゆる、白髪の老人に伴われて、
 立っていました。

 とにかく、日頃、ただ一人、
 山の中に閉じこもり、めったに外界と、
 接する機会のない、私にとりて、
 こうした少女との、不意の会合は、
 世にも、物珍しい限りで、ございました。

 私は、不躾とか、遠慮とか言ったようなことは、
 すっかり忘れてしまい、
 付き添いの、お爺さんに、訊ねました。

 あの、このお子様は、
 どこのお方で、ございますか?

◎ 付き添いのお爺さん:
 これは、元、京の生まれじゃが、
 ごく幼い時分に、父母に別れ、
 そして、こちらの世界に来てから、
 かくまで、成長したものじゃ‥‥。

◎ 小桜姫:
 まあ、こちらの世界で、
 大きくなられたお方‥‥。

 私、まだ、一度も、そう言ったお方に、
 お目にかかったことが、ございませぬ。

 もし、お差し支えがなければ、
 これから、私の滝の修行場まで、
 お出かけ、くださいませぬか?

 ここから、そう遠くもございませぬ‥‥。

◎ 付き添いのお爺さん:
 あなたのことは、かねて、
 滝の【龍神】さんから、伺っております‥‥。

 では、お言葉に従って、
 これから、お邪魔を、致そうか‥‥。

 雛子、
 このおば様に、ご挨拶をなさい。

 そう言われると、少女は、
 にっこりして、丁寧に頭を下げました。

◎ 小桜姫:
 私は、いそいそと、この二人の珍客を伴って、
 滝の修行場へと、向かったの、でした。

 今回は、以上です。

 ここで出てくる、付き添いのお爺さんとは、
 当然ながら、
 雛子の指導役の、【龍神】さんで、
 あります。

 これから、雛子のことを、
 いろいろ、教えてもらう、訳ですが、
 それは、とりもなおさず、
 【この世】の、私たちに、参考になること、
 なので、
 こうやって、通信してきている、
 訳です。

 その内容は、次回からと、致します。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。