小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」127
◎ 【龍神】さんの語る、仏式の弊害
※ この娘にとって、方便の必要はなく‥‥。
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☆☆【私(※一風)から】
【霊界】での指導役である、
【龍神】さんは、仏教のことを、
どう、みているので、しょうか?
もちろん、仏教は【真理】をついている、
大切な宗教の、一つで、あります。
しかし、その仏教も、
形式的に流れますと、
【霊界】においても、差し障りが、
出てくるので、あります。
そのことを、【龍神】さんは、
指摘されて、います。
その場面を、読んでいきましょう。
◎ 指導役の【龍神】さん:
無論、人間には、
賢愚、善悪、大小、高下、
さまざまの等差が、あるので、
仏教の方便も、あながち悪いものでもなく、
迷いの深い者、判りの悪い者、には、
しばらくこちらで、極楽浄土の夢なりと見せて、
仏式で修行させるのも、
かえって、良いであろう。
が、この娘としては、
そうした方便の必要は、毛頭なく、
もともと純潔な子どもの修行には、
最初から、「幽界」の現実に、目覚めさせる、
に、限るのじゃ。
で、ワシは、この娘が、
いよいよ眼を覚ますのを待ち、
服装なども、すぐに、
御国振りの、清らかなものに、改めさせ、
そして、その姿で、地上の両親の夢枕に立たせ、
自分は、神様に仕えている身であるから、
仏教のお経を上げることは、
止めて下さるようにと、
両親の耳に響かせてやった、のじゃ。
最初の間は、二人とも、
半信半疑であったものの、
それが、三度五度と、度重なるにつれて、
ようやく、これではならぬと気がついて、
しばらくすると、現世から、
清らかな、祝詞の声が、響いてくるように、
なりました‥‥。
いや、一人の子どもを、満足に仕上げるには、
なかなか、並大抵の苦心ではござらぬ‥‥。
今回は、以上です。
【霊界】においては、
産土神である、【龍神】さんに、
お世話になります。
私たちは、心を清らかに保ち、
指導役の【龍神】さんの指導に従う、
ことが、なにより、肝要かと、
考えます。
現世からの、声は、
【霊界】にも、届きます。
ですから、現世においても、
【霊界】の真実を、知る必要が、
あるのです。
その点で、この『小桜姫物語』は、
貴重な、書物であると、
これには、異論ななきものと、
存じます。
小桜姫や、その指導役の【龍神】さんには、
私たちも、感謝すべき、でしょう。
尚、ここで念のため、お断りしておきますが、
私(※一風)は、仏教のことを、
なくてはならない、大切な宗教だと、認識しており、
決して、あしざまになど、毛頭思っては、
いないことを、重ねて申しあげます。
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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。