小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」130

◎ 雛子の母親との対話 ②

※ 真っ先に迎えに来てくれたのは、‥‥。

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☆☆【私(※一風)から】

 前回からの続きです。

 雛子の母親は、【霊界】のことを、
 よくは、知らないので、
 【この世】からの、
 誤った思い込みで、念じたり、
 行動したり、しています。

 悪気は全くないのですが、
 誤りは、誤りです。

 このような人は、【この世】では、
 残念ながら、
 大多数の人たち、であろうと、
 推察します。

 ですから、この母親の、死後の様子が、
 参考になるはずです。

 ぜひ、自分事として、お読みいただきたく、
 存じます。

◎ 母親:
 私が、こちらの世界へ参る時にも、
 真っ先に、迎えに来てくれたのは、
 やはり、あの娘で、ございました。

 その折り、私は、飛び立つ思いで、
 今、行きますよ‥‥。
 と、申したことは、
 よく、覚えておりますが、
 修行未熟の身の悲しさ、
 それから先のことは、
 さっぱり、判らなくなって、
 しまいました。

 後で、神様から伺えば、
 私は、それから十年近くも、
 眠っていた、とのことで、
 自分ながら、わが身の不甲斐なさに、
 呆れたことで、ございました‥‥。

◎ 小桜姫:
 いつ、お子さまとは、お逢い、
 なされましたか‥‥?

◎ 母親:
 自分が気がついた時、
 私は、てっきり、あの娘が、 
 自分の傍に、いてくれるものと、思い込み、
 しきりに、その名を呼んだので、
 ございます。

 が、いかに呼べど、叫べど、
 あの娘は、姿を見せてくれません。

 そして、不図気がついてみると、
 見も知らぬ、一人の老人が、枕辺に立って、
 じっと、私の顔を見つめているので、
 ございます。

 やがて件の老人が、おもむろに口を開いて、

◎ 老人:
 そなたの子どもは、今ここにいない、
 のじゃから、
 いかに呼んでも、駄目じゃ。

 修行が積んだら、逢わせてあげぬ、
 でも、ない‥‥。

◎ 母親:
 そんなことを、言われたので、
 ございます。

 その時、私は、
 何という無愛想な老人が、
 あれば、あるものかと、
 心の中で、恨みましたが、
 後で、事情が、判ってみると、

 この方が、こちらの世界で、
 私を指導してくださる、産土神のお使い、
 だったので、ございました‥‥。

 今回は、以上です。

 人間は、死んで【霊界】入りすれば、
 指導役の【龍神】さんが、お爺さんの姿で、
 現れることを、
 この母親は、知らなかった、わけです。

 知っていれば、もっと早く、
 【霊界】で、目覚めることが、できた、
 でありましょう。

 私たちも、そうです。
 
 いかに、【霊界】の知識が、大事か、
 が、この母親の言からも、
 判ります。

 せひ、他山の石と、していただきたく、
 存じます。

 さらに、母親の言葉は、続きます。

 それは、また次回に‥‥。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。