小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」135

◎ 海岸の修行場

※ 「神界」で設けて下さった、現世のおさらいの場所‥‥。

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☆☆【私(※一風)から】

 さて、修行が進んだ小桜姫は、
 新しい、海岸の修行場に、
 移りました。

 何事にも、意味があります。

 今回の、この修行場の移動には、
 どのような意味が、あったのでしょうか?

 早速、読んでいきましょう。

◎ 小桜姫:
 一目見て、私は今度の住まいが、
 心から好きになって、しまいました。

 洞窟と言っても、それはよくよく浅いもので、
 明るさは、ほとんど戸外と変わりなく、
 そして、そこから海までの距離が、
 たった五六間、
 辺りには、きれいな砂が敷き詰められていて、
 所々に、美しい彩りの貝殻や、
 匂いの強い海藻やらが、散らばっているのです。

 まるきり、三浦の海岸に、そっくり‥‥。
 こんな場所なら、私は、いつまでも、
 ここに住んでもよい‥‥。

 私は、部屋を出たり入ったり、
 しばらく、坐ることも忘れて、
 小娘のように、はしゃいだことでした。

 今日から振り返って考えると、
 この海の修行場は、私のために、
 「神界」で、特に設けて下さった、
 おさらいの場所とも、言うべきもの、
 なので、ございました。

 境遇は、人の「心」を映す、
 とやら、

 自分が、現世時代に、親しんだのと、
 そっくりの景色の中に、
 ひしと、抱かれて、
 別に為すこともなく、
 たった一人で暮らしておりますと、
 考えは、いつとはなしに、
 遠い遠い昔に馳せ、
 ありとあらゆる、どんな細かい事柄までも、
 はっきりと、「心」の底に、甦ってくる、
 のでした。

 今回は、ここまでと、致します。

 小桜姫の【霊界】での修行の、
 総まとめが、こことなった、
 ように、感じます。

 懐かしの三浦の海岸で、
 小桜姫としての、「人生」を、
 総括するの、です。

 きっと、これをお読みの、
 読者の方々、一人ひとりである、
 あなたも、
 【霊界】でも、このように、なることと、
 想像できます。

 境遇、境涯 = 世界、
 であると、再び思い知らされます。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。