小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」142
◎ 改めて、【霊界】と【この世】との、
違いを述べる
※ こちらには、昼も夜もない‥‥。
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☆☆【私(※一風)から】
海岸の修行場での、三人による会話が、
続きます。
小桜姫の、その時の思いが、
今回、語られます。
そして、それに加えて、
図らずも、【霊界】と【この世】との違い、
についても、触れられます。
それでは、早速読んでいきましょう。
◎ 小桜姫:
ただ一つ、良人にとりての、禁物は、
三崎の話でした。
あちらに見ゆる遠景が、
丁度、油壺の付近に、似ておりますので、
うっかり、話が、籠城時代の事に、
向かいますと、
良人の様子が、急に沈んで、
さも口惜しい、と言ったような表情を、
浮かべるの、でした。
これは、いけない‥‥。
私は、急いで話を他にそらした、
ことで、ございました。
困ったのは、
この時、良人も、爺やも、
なかなか帰ろうと、しないことで、
現世で言うなら、二人が二三日、
私の修行場に、滞在するようなことに、
なりました。
もっとも、それは、ただ気持ちだけの、
話で、ございます。
こちらには、昼も夜もないのですから、
現世のように、とても幾日と、
はっきり数える訳には、いかないので、
ございます。
その辺が、どうも話が、たいへんしにくい、
点でございまして‥‥。
今回は、以上です。
皆さんには、この話は、
素直に、スーッと受け取れたでしょうか?
私(※一風)は、もうこの『小桜姫物語』は、
それこそ、何百回も、読みましたので、
今では、素直に、受け取ることが、
できるように、なりました。
【霊界】の上部では、
常に、明るく、夜がありません。
夜のように暗いのは、
【霊界】の底部で、
いわゆる「地獄」です。
この『小桜姫物語』には、
「地獄」のことは、出てきません。
明るい世界でいられた、小桜姫は、
その「心」が、明るかった、
のです。
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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。