小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」149
◎ 小桜神社の由来 ⑥
※ 不思議なことが、重なるもの‥‥。
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☆☆【私(※一風)から】
小桜姫の祈願が、叶い、
三浦三崎一帯の大時化は、
大事には至らず、済むことと、
なったの、でした。
自然現象は、【龍神】の起こす、
やむを得ない、現象ですが、
少しは、手の入れ具合に、差配することが、
可能なのでしょう。
今回の部分を、読んでいきましょう。
◎ 小桜姫:
果たして、さしもの猛り狂った大時化が、
間もなく収まり、
三浦の土地は、さしたる損害もなくして、
済んだのでしたが、
三浦以外の土地、
例えば、伊豆とか、房州とかは、
百年来、例がないと言われるほどの、
惨害を被った、のでした。
こうした時には、
また、妙に、不思議な現象が重なるもの、
とみえまして、
私の姿が、その夜、
右の漁師の妻の、夢枕に立ったのだそうで、
ございます。
私としては、別にそんなことをしようと、
いうつもりはなく、
ただ「心」に、
この正直な婦人を、愛しい女性と、
思っただけの、ことでしたが、
たまたま、右の婦人が、いくらか霊能、
らしいものを、持っていたために、
私の思いが、先方に伝わり、
その結果、夢に私の姿までも、
見ることになった、のでございましょう。
今回は、以上です。
災厄から免れた三浦の人たちは、
どんな思い、だったかは、
容易に、想像がつきます。
まして、周囲の地域の、被災の状況が、
わかることによって、
それは、余計でしょう。
婦人の夢枕に、小桜姫が立った、
ことは、大きな伝聞となり、
三浦の人たちに、知れ渡った、
ことでしょう。
さて、この後、どんな動きになるのかは、
次回からと、致します。
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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。