小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」150

◎ 小桜神社の由来 ⑦

※ 「神界」では、すでに人民の願いを入れ‥‥。

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☆☆【私(※一風)から】

 今回は、どのような具合で、
 神社が、名実共に、建立となるのか?
 それが、解き明かされ、ます。

 早速、読んでいきましょう。

◎ 小桜姫:
 私とすれば、ただ土地の人たちに代わって、
 【龍神】さんに、御祈願を込めた、
 までのことで、
 私自身に、何の働きのあった訳では、
 ないので、ございますが、

 そうした経緯は、無邪気な村人に、
 判ろうはずも、ございません。

 で、とうとう、私を祭神とした、
 小桜神社が、村人全体の相談の結果、
 として、建立される段取りに、
 なってしまいました。

 右の事情が、指導役のお爺さんから、
 伝えられた時に、
 私は、びっくりして、しまいました。

 私は、真っ赤になって、ご辞退しました。

 お爺様、それは、とんでもないことで、
 ございます。
 私などは、まだ修行中の身。
 力量といい、また行状といい、
 とてもそんな資格のあろう筈が、
 ございませぬ。

 他の事と違い、
 こればかりは、ご辞退申しあげます‥‥。

 が、お爺さんは、いっかな、
 承知なさらないの、でした。

◎ 指導役のお爺さん:
 そなたが何と言おうと、
 「神界」では、すでに人民の願いを入れ、
 小桜神社を建てさせることに、決めた。

 そなたの器量は、
 「神界」で、何もかもご存知じゃ。

 そなたは、ただ誠心誠意で、
 人と神との仲立ちをすれば、
 それで、よい。

 今更、わがままを申したとて、
 何にも、ならんぞ‥‥。

◎ 小桜姫:
 左様な訳のもので、ございましょうか‥‥。

 私としては、内心、多大の不安を感じながら、
 そうお答えするよりほか、
 せん術が、ないので、ございました。 

 今回は、以上です。

 世の中に、神社の数は、
 多数あります。
 その、それぞれに、きっとこれと似た、
 事情が、あったに、違いありません。

 意味なく、神社は、ないのです。

 全ては、「神界」の許可があってのこと、
 と、知り得ました。

 私たちは、それをよく知り、
 正しく、参拝するべきで、ありましょう。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。