小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」163

◎ 小桜神社の由来 ⑳

※ 神馬が連れて来られたこと

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☆☆【私(※一風)から】

 今回で、小桜神社の由来も、
 いったん、区切りと、いたします。

 最後に、神馬が連れてこられたことが、
 報告されて、います。

 今では、神馬の銅像、石像などが、
 置かれている、神社も、ありますが、
 昔は、生きた馬が、
 繋がれていた、ようです。

 「幽界」の方の、小桜神社に、
 かつて飼っていた、「若月」という、
 馬が、神馬として、
 連れて来られました。

 その部分を、読んでいきましょう。

◎ 小桜姫:
 間もなく、私は、海の修行場を引き上げて、
 永久に、神社の方に、引き移りましたが、
 それと、ほとんど同時に、
 馬も、数間の爺やに、曳かれて、
 頭を打ち振り、打ち振り、
 喜び勇んで、私の所に、現れました。

 それからずっと、今日まで、
 馬は、私の手元に、元気よく、
 暮らしておりますが、
 
 ただ、こちらでは、
 馬が、いつも神社の境内につながれて、
 いるわけで、なく、
 どこに行っても、おっても、
 私が呼べば、すぐ現れて来るだけ、
 のことで、ございます。

 寂しい時は、
 私はよく、馬を相手に、遊びますが、
 馬の方でも、あの大きな舌を持って来て、
 私の顔を、舐めたりします。
 それは、まことに、可愛らしいもので、
 ございまして‥‥。

 それから、馬の呼び名でございますが、
 私は、かねての念願どおり、
 「若月」を改めて、
 「鈴懸け」と、呼ぶことに、
 致しました。

 私が、神社に落ち着いてから、
 真っ先に、訪ねてくれたのは、
 父だの、母だの、良人だの、
 でございましたが、
 私は、何をおいても、まず、
 この「鈴懸け」を、紹介しました。

 以上です。

 この『小桜姫物語』という通信は、
 昭和の初年に、起こったことですが、
 この時で、既に、小桜姫は、
 もう、神社に入って、かれこれ二百年経った、
 と、あります。

 計算すると、
 ざっと、江戸時代中期、
 1700年代初頭の、八代将軍吉宗の頃、
 のことだと、推察されます。

 小桜姫が、【この世】を他界し、
 二百年経ち、修行が足りて、
 小桜神社の、御祭神となり、
 それからまた、二百年経っている、
 という、スケールです。

 昭和の初年の段階で、
 小桜神社の御祭神と共に、
 浅野夫人の、「守護霊」もつとめている、
 ということ、です。

 すごいことです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。