小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」188
◎ 『小桜姫物語』筆禄者、浅野和三郎先生のこと ⑦
※ 筆禄者として、最後に一言‥‥。
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☆☆【私(※一風)から】
浅野和三郎先生が、T女の口を借りて話す、
小桜姫の言葉を、筆録した、訳ですが、
ここで、最後に一言、と、
あります。
早速、読んでいきましょう。
◎ 浅野和三郎先生:
最後に一言しておきたいのは、
筆録者の責任としての、
私の態度で、あります。
小桜姫の通信は、
昭和四年春から、
現在(※昭和十二年)に、
至るまで、
足掛け八年に、またがりて、現れ、
その分量は、相当沢山で、
すでに、数冊のノートを、
埋めております。
また、その内容も、
古今に、わたり、
顕幽に、またがり、
また、ある部分は、
一般的、
また、ある部分は、
個人的、
と言った具合に、
随分、まちまちに、入り乱れております。
従って、その全部を、公開することは、
到底不可能で、
私としては、その中から、
心霊的に観て、
参考になりそうな箇所だけを、
なるべく秩序を立てて、拾い出して、
みたに、過ぎません。
で、材料の取捨選択の責めは、
当然、私が引き受けねば、なりませんが、
しかし、通信の内容は、
全然、原文のままで、
私意を加えて、歪曲せしめたような箇所は、
ただの、一箇所も、ありません。
その点は、特に、ご留意を、
願いたいと、存じます。
今回は、以上です。
『小桜姫物語』が、
足掛け八年もの長期間に渡る、
【霊界】通信だったことが、
わかります。
【霊界】通信が、何であるかを、
欧米のそれに、学んでいた和三郎先生は、
小桜姫の言葉に対して、
見事な処置を、なさったと、
つくづく、感服するものです。
あとは、小桜姫の言葉に、
私たちが、想像をたくましく、もって、
謙虚に、何度も読むことに、
尽きると、考えます。
浅野和三郎先生あっての、
『小桜姫物語』であった、と、
私(※一風)は、考えています。
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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。