小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」192

◎ 舌代 浅野正恭 ④

※ 亡弟が心を込めて残せる一産物‥‥。

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☆☆【私(※一風)から】

 残念にも、『小桜姫物語』の完成と、
 同じくして、亡くなられた、
 浅野和三郎先生で、ありました。

 しかし、その偉業を継いだのが、
 兄である、浅野正恭氏でした。

 舌代として、和三郎先生に代わって、
 挨拶文を、載せられて、います。

 今回は、その挨拶文の、
 結びです。

 読んでいきましょう。

◎ 浅野正恭氏:

 それは、とにかくとして、
 また、内容価値の、如何も、
 之を別として、

 亡弟が心を込めて残せる、一産物たるには、
 相違ないのである。

 今や、製本成り、
 記念として、之を座右に、
 謹呈するに当たり、
 この由来の一端を、記すことしかり。

    昭和十二年三月 

         浅野正恭

 今回は、以上です。

 この舌代を読んだ後に、
 改めて、この『小桜姫物語』を読むと、
 心に迫るものを、感じます。

 「人生」の参考になる、
 と、浅野和三郎先生は確信され、
 やっと、製本にこぎ着けた、
 『小桜姫物語』。

 この書こそ、
 私たちが、座右の書とすべき、
 名著であると、確信いたします。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。