だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉49

◎ R氏からの、報告

※ 堕落していく、R氏

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☆☆【私(※一風)から】

 今、R氏が語っているのは、
 過去、悪漢だった頃の、R氏です。

 その、R氏が、死んで直後の様子を、
 語っている、わけです。

 現在のR氏は、とことん改心し、
 正義感に、燃えています。

 R氏としては、過去の自分の所行を、
 赤裸々に公開することで、
 私たちに、反面教師として、
 また、教訓として、
 学んでもらいたい、という一心、
 なのです。

 しばらくは、R氏の悪行が、
 語られますが、
 どうか、そのおつもりで、
 お読み願いたいと、存じます。

 今回は、酒飲みに「憑依」していた、
 ことを、見ていたR氏が、
 今度は、R氏自身も、
 そうなっていった、ことが、
 語られます。

 そうです。
 R氏は、「死後」、堕落していく、
 わけです。

 読んでみましょう。

◎ R氏:

 丁度、その時に、警察官が出張して、
 一同から、事情を聞き取り、
 やがて、酔漢は、つまみ上げられて、
 運び去られて、しまった。

◎ 霊魂の親分:

 上出来、上出来!
 
 他の奴どもも、これに劣らず、
 大いに、勲功を立てい!

◎ R氏:

 我々は、それからまた、
 大いに飲み始めた。

 そうする内に、
 吾が輩も、見よう見まねで、
 どうやら、人間の身体に、絡みついて、
 酒を飲む方法を、覚えてしまった。

 正確に言うと、
 それは、酒を飲むのとは、
 少し、訳が違う。

 むしろ、アルコールの匂いを嗅いで、
 喜ぶだけの、仕事に過ぎない。
 
 が、とにかく、豪儀である。

 豪儀である、と、同時に、
 物足りない。

 『聖書』にある、
 死海の林檎、そっくりで、
 手に取ると、直ちに煙になる。

 が、そんな次第で、
 幾日となく、右の酒場に、
 入り浸った。

 そして、本式の「憑依」法まで、
 覚え込んでしまった。

 以上です。

 R氏は、堕落し、悪者の仲間に、
 なってしまった、訳です。

 しかし、「幽界」では、
 物を得ようとしても、
 得る寸前で、煙と消えたり、
 炎と化して、
 余計に、渇する、わけです。

 さて、このあと、R氏は、
 どうなって、しまうので、しょうか?

 それは、また、次回から‥‥。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。