だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 75
◎ R氏からの、報告
※ 「地獄」の大都市 ⑤
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☆☆【私(※一風)から】
しばらくは、R氏からの報告も、
「地獄」での、悪行の連続となります。
R氏なりの、正義が悪行、
なのですから、仕方がありません。
力こそ、正義、
人を押しのけても、勝つことこそ、
値打ちのあること、と、信じている、
のです。
この頑固な、誤った信念が、
崩れるところまで、
つまり、堕ちるところまで、堕ちなければ、
R氏の「心」は、変わらないのです。
同じように、
私たちの「心」も、
他人から変えられることは、なく、
自分で、とことん思い知らなければ、
変わることは、ないのです。
鼻をへし折られて、やっと気づける、
のが、悲しいかな、
人間なので、あります。
さて、R氏は、
この「地獄」の街で、
手下を得ようと、思いついます。
どのようにして、それが、できるので、
ありましょうか?
そして、そんなことの、繰り返しが、
ますます、R氏自身の首を絞め、
さらなる、深い「地獄」への、転落に、
つながるの、です。
そのへんを、要注意して、
お読みいただければ、幸いです。
◎ R氏:
吾が輩は、いきなり一人の男に、
飛びかかった。
先方は、びっくり仰天、
キャー! と、悲鳴をあげて、
逃げ出したが、
吾が輩は、例の「地獄」の奥の手を出し、
どうしても、後戻りするように、
念力を込めた。
いよいよ、手元に接近したときに、
吾が輩は、自分の権威を見せる為に、
ギューッと地べたに、奴の頭を擦り付けさせ、
散々、油をしぼったうえで、
「起きて、道案内しろ!」
と、厳命した。
奴さん、オロオロ、声を出して、
愚痴りながら、
吾が輩の命のままに、所々方々の建物を、
案内して、歩いた。
やがて、家来が、恐る恐る、
吾が輩に、訊いた。
◎ 家来:
ここで、昔のローマ武士の、大試合が、
ありますが、
ご覧になられ、ますか?
◎ R氏:
ふむ、入ってみよう。
早速、昔のコロシアム(※拳闘場)と思しき、
建物に入ってみると、
座席は、見物人で、いっぱいであった。
以上です。
【霊界】は、「心」の世界です。
それぞれの「心」(※境涯)に、応じた、
世界が、数限りなく、あるのです。
そして、暗い「心」の反映された世界が、
「地獄」に、なっているわけです。
暗い「心」の持ち主が、
無理やり、明るい「天界」に入れられても、
そこは、熱く、眩しく、
きっと、焼け死ぬ思いを、すること、
でしょう。
暗い「心」の持ち主は、
暗い世界が、ピッタリで、
居心地が、よいのです。
【霊界】では、「天界」であろうと、
「地獄」であろうと、
「思念」が、むき出しの世界です。
「思念」の強さで、高低が、決まる、
のです。
R氏は、「思念」の強さは、
絶品です。
ところが、その「思念」が、
暗い「思念」、だったわけです。
「思念」の力が、「地獄」でモノを言う、
ことに、気づいた、R氏は、
念力で、一人、家来を作ります。
さて、その家来の道案内で、
コロシアムに、来たのですが、
きっと、ここで、一悶着あること、
でしょう。
それは、また、次回に‥‥。
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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。