だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 83

◎ R氏からの、報告

※ 「地獄」の大都市 ⑬

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☆☆【私(※一風)から】

 「地獄」の劇場では、
 場内で、座るのにも、一苦労です。

 「自分本位」、「自分勝手」の、
 自分第一主義の、「地獄」ですから、
 席も、取り合いと、なるのです。

 譲り合い、の「心」ではなく、
 奪い合い、の「心」の人ばかり、
 ですから、
 喧嘩するしか、方法は、ないのです。

 地上時代の「人生」で、
 このような、欲張った「心」でいた人が、
 自然と、このような、「地獄」の街に、
 居ることと、なった訳です。

 身から出た錆、と言えば、
 それまで、ですが、

 このような、実情を、
 【この世】に、生きる私たちで、
 幾人の人が、承知しているで、
 しょうか?

 欲張った「心」が、
 「死後」、このような結果を招くこと、
 を、知らせようと、
 わざわざ、「今」更正できているR氏が、
 報告してきた、のです。

 さて、劇場での席取りの、
 喧嘩の場面から、読んでいきましょう。

◎ R氏:

 身に付けている衣服などは、
 汚れて、裂けてはいるものの、
 なかなか、金の掛かった贅沢品、 
 であった。

 それでいて、おおっぴらに、喧嘩を、
 やらかすのだから、全くもって、
 世話はない。

 そのうち、 
 男の方が、女よりも、
 強烈な意思の持ち主であった、らしく、

 とうとう女を、椅子と椅子との、
 中間に、叩き伏せてしまった。

 そして、自分の椅子を、
 わざわざ引きずってきて、
 女の身体を、その椅子の脚の踏み台にして、
 ドッカと、それに座り込み、
 女が、起き上がろうとすると、
 上から、ドシンドシンと、
 靴で踏みつけた。

 やがて、男は、我々を認めると、
 手招きで、前を通れ、
 と、知らせ、
 かつ、こう付け加えた。

◎ 男:

 構いませんから、
 女の上を踏んで行って、ください。

 こんな餓鬼は、敷物台にしてやると、
 いくらか、でも、
 功徳に、なりますから‥‥。

 (※そう言って、ゴツンと靴で、
 女の顎の辺を、強く蹴ったのだった)

◎ R氏:

 我々は、そう言われるままに、
 女の身体の上を踏んで、
 向こう側の空席に、赴いたが、
 
 その身体は、人間同様、
 血もあれば、肉もありそうな、踏み心地で、
 しかも、女は、生きている時と同様に、
 もがきながら、泣き叫ぶので、あった。

 無論、女の方では、
 生きている時に、こんな目に遭わされている、
 場合と、全く同じの苦痛を、感ずる、
 ことに、変わりはない、
 のであるが、

 ただ、足で踏まれるから、痛い、
 というよりも、

 足で、踏もうとする、
 意思のために、痛いので、あった。

 以上です。

 敢えて、こんな酷い場面ながら、
 引用しました。

 それは、皆様に、
 「地獄」の実情を、知ってほしいからに、
 他なりません。

 【霊界】とは、「天界」、「地獄」を、
 問わず、
 裸の「意思」の、世界です。

 【この世】では、思ったことも、
 表情に出さず、隠すことが、
 できますが、
 【霊界】では、
 裸の「意思」が、ストレートに現される、
 のです。

 もはや、隠し事は、できません。

 ですから、
 「地獄」では、喧嘩の連続と、
 なるわけ、です。

 可哀想なのは、この女は、もちろんですが、

 「自分本位」の「心」こそ、が、
 己を、このような世界に、自ら引きつけている、
 ことを、知らない、
 ことで、あります。

 私(※一風)は、
 R氏が、よくぞ、この実情を、
 知らせてくれた、と、
 感謝する、ものです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。