だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 90

◎ R氏からの、報告

※ 「地獄」の大都市 ⑳

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☆☆【私(※一風)から】

 今回で、
 「地獄」の大都市、からの報告も、
 一区切りと、致します。

 そしてその後、
 R氏は、「地獄」の下層部へと、
 自ら、転落していく?
 ことと、なるのです。

 自ら?

 いいえ、形上は、
 「守護神」(※天使)の怒りを買い、
 突き落とされる、格好と、
 なります。

 ついに、「守護神」まで、
 登場と、なるわけです。

 尚、R氏は、
 地上の、ある魔術師に、憑りついており、
 参考となる、報告も、ありました。

 その一つ、として、

 魔術師(※祈祷師)が、唱える、呪文、
 について、です。

 決まり文句の呪文も、
 R氏には、全く通用せず、
 それは、魔術を起こしている、つもりの、
 演出に、過ぎない、
 と、明かしています。

 また、魔術と見える、のは、
 裏で、R氏のような、悪霊が、
 物を動かしたり、
 人間に憑りついて、
 人間を、不思議がらせている、
 だけである、
 と、明かしています。

 R氏が、散々な悪行を為したのも、
 「地獄」の大都市の皇帝の、
 そそのかしに、騙された結果で、

 これをやれば、また、地上に戻れるぞ、
 
 と、R氏が、信じてしまった、
 ことに、因ります。

 さて、いよいよ、R氏が、
 「地獄」の下層部に、突き落とされる、
 その直前の模様を、
 今回、引用致します。

 ここで、初めて、「守護神」が、
 登場することとなり、
 その言動も、心に留めたい、ところです。

 尚、登場人物は、
 魔術師を、正しく糾弾する、僧(※神父)と、
 悪行を為す魔術師、
 それと、陰で暗躍する、R氏、
 であります。

 さあ、読んでいきましょう。

◎ 魔術師:

 この馬鹿者(※僧のこと)!

 何で、ここに来た!

 お前も、これで、滅亡じゃ!

◎ R氏:

 魔術師は、そう言うと、
 何やら、呪いの呪文を唱えた。

 それと同時に、
 我々、悪霊が、よってたかって、
 この、哀れな僧に、むしゃぶりついた。

◎ 魔術師:

 明日こそ、お前の罪悪が、
 広く、世間に暴かれる日じゃ!

 生意気にも、お前は、
 俺の神聖な仕事に、ケチをつけ、
 悪魔と、交信している、
 などと、世間に、言いふらした。

 この野郎め!

◎ 僧:

 (※僧は、血涙を絞って、叫んだ)

 嘘だ、嘘だ!

 そんなことは、真っ赤な嘘だ!

 私は、何の罪も、犯さない。
 
 私は、お前が、
 悪魔と取り引きしていることを、
 公然と、社会に訴えてやる!

◎ 魔術師:

 フフフ‥‥。

 どこに、そんな戯言を信ずる、
 馬鹿者が、いようか!

 こら! 
 お前も、もう駄目じゃ。

 甘んじて、ジタバタせず、
 おとなしく、往生せい!

 (※と、散々、嘲りながら、
 何やら、重たい物を、僧に叩きつけた、
 ので、僧は、気絶して、床に倒れた)

◎ R氏:

 まだ、殺すのは、早すぎますぜ!

 と、吾が輩は、魔術師を制止した。

 すっかり、世間の信用を落とさせてから、
 が、いいですぜ。

 (※と、ここで、R氏は、
 この僧に、戒めを破ったが如く、
 ある女と色情関係にあるかの、ような、
 状況証拠を、作ってから、殺せばよい、
 と、提案し、

 それに、魔術師も、乗ったのだった‥‥)

◎ R氏:

 が、その瞬間、
 パッと、部屋中に注ぎ入る、光の洪水で、
 何もかも、オジャンに、なって、
 しまった。

 いや、その光の熱さ、ときたら、
 肉を溶かし、骨を焦がし、
 どんなものでも、突き通さずには、おかない。

 これは、後で判ったことだが、
 この光は、
 僧を守護する、大天使から、発せられたところの、
 霊光なの、だった。

 いつの間にか、大天使は、現場に近づいて、
 威容厳然、
 ラッパに似た、朗々たる、声で、
 こう、述べたの、だった。

◎ 大天使:

 【神】は、抵抗の力を失える、人間が、
 悪魔の誘惑に、かかるのを、
 黙認している訳には、いかぬ。

 これまで、汝(※魔術師のこと)をして、
 勝手に、この人物(※僧のこと)を、
 苦しめさせたのは、
 彼に対する、一つの試練であった、
 のじゃ。

 彼(※僧のこと)をして、
 首尾良く、その誘惑に、打ち勝たせん為の、
 深い情けの、【神】の笞(※しもと)で、
 あったのじゃ。

 されど、汝(魔術師のこと)の悪事も、
 いよいよ、今日限り、じゃ。

 汝の不義不正は、その頂点に、達した。

 即刻、「地獄」の奥深く、沈め!

 同時に、「地獄」から逃れ出でたる、
 汝悪霊(※R氏のこと)、
 汝もまた、「地獄」に戻れ!

 汝(※R氏のこと)が、前に堕とされいたる、
 そのところ、よりも、
 更に、一段の深さまで‥‥!

◎ R氏:

 火炎は、吾が輩の身体を、
 焼きに焼いた。

 魔術師も、また、ひとたまりもなく、
 死んで倒れた。

 彼の霊魂は、
 迅速に、その「肉体」から、分離し、
 そして、その「幽体」も、
 烈々たる、聖火のために、
 一瞬にして、消え失せた。

 赤裸々の霊魂のみが、
 一声の悲鳴と、ともに、 
 何処ともなく、飛び去って行った。

 同時に、吾が輩も、
 また、無限の空間を通り、
 下へ下へと、計り知れない暗闇の中に、
 転落したので、あった。

 ここまでと、致します。

 僧を守護する、大天使は、
 全てを、お見通し、なされていました。

 そして、非情の鉄槌を下された、
 訳です。

 安易に、魔術に魅入られたり、
 それに付け込んで、悪事を為そうと、
 悪霊が、悪さをするのも、
 
 【神】は、全てお見通しである、
 のです。

 さて、R氏は、これで、いよいよ、
 「地獄」の下層部に、落ち込むことと、
 なった、のです。

 それは、次回からと、致します。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。