だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 92

◎ R氏からの、報告

※ 「地獄」の下層部 ②

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☆☆【私(※一風)から】

 今回、いよいよ、「地獄」の下層部の、
 描写が、R氏より、なされますが、

 これが、不思議にも、
 仏教の説く、「地獄」と、
 非常に、似通っている、のです。

 いや、当に、仏教版「地獄」が、
 イギリス人、R氏より、
 報告される、訳です。

 その第一として、鬼が登場する、
 のです。

 鬼が、「地獄」に堕ちた亡者を、
 追い回し、鞭でしこたま、叩く、
 本当の、「鬼ごっこ」が、
 展開される、のです。

 そして、鬼からの、怒りの言葉も、
 仏教版と、瓜二つ、なのであります。

 それでは、今回のところを、
 読んでいきましょう。

◎ R氏:

 今度のところは、闇の濃度が、
 一層強く、そして、一望するも、
 ガランとして、人っ子一人、
 見当たらない。

 が、だんだん歩き回っているうちに、
 たちまち、耳をつんざく、
 何とも形容しがたい、絶望のわめき声が、
 してきた、のである。

 おや? と、驚いていると、
 たちまち、闇の中から、
 一団の亡者どもが、疾風のごとく、
 駆け出して来た。

 そして、そのすぐ後から、
 遮二無二、追いかけて来たのが、
 一群の、本物の悪魔‥‥。

 彼らは、人間の霊魂では、なく、
 とても、想像するに及ばない、
 恐ろしいやから、
 つまり、一種の「鬼」、
 なのである。

 彼らは、手に手に、
 鞭のようなものを、打ち振りながら、
 人間の霊魂の群れを、
 自分たちの前に、追い立てて、
 そして、罵る‥‥。

◎ 鬼:

 こら!

 往生したか!

 本物の【神】というのは、
 俺たちより、他にない。

 お前らが、平生、【神】と唱えているのは、
 ただ、お前らの、頭のカスから出来た、
 シロモノだ‥‥。

◎ R氏:

 そんなことを、叫びつつ、
 だんだん、こちらへ近づいて来て、
 鬼の一人が、たちまち、
 ピシャリ! と、
 吾が輩の顔を、殴ったのだ。

 吾が輩は、幾ら気張ってみても、
 ただ、滅茶苦茶に、殴られるばかり。

 さすがの吾が輩も、
 今度ばかりは、往生させられて、
 しまった。

 今回は、以上です。

 精神力では、自負のあったR氏でしたが、
 この「地獄」の下層部では、
 もう、力も入らない、ようです。

 鬼に、追い立てられ、
 捕まえられては、叩かれる、殴られる、
 の、連続と、なりました。

 この痛さに耐えかねて、
 「地獄」の亡者たちは、
 ただ、ただ、逃げるしか、ないのです。

 しかも、逃げても、逃げても、
 鬼たちは、追って来ます。

 これが、延々と繰り返されているのが、
 この「地獄」の下層部、
 なのでした。

 まことに、絶望的な、世界だと、
 言えるでしょう。

 この「地獄」の下層部で、
 R氏は、この後、どうなるのでしょうか?

 それは、また次回に‥‥。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。