だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 102

◎ R氏からの、報告

※ 「地獄」のどん底 ②

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☆☆【私(※一風)から】

 ついに、R氏は、
 己の為した悪行の、報いを受ける時が、
 やってきました。

 R氏は、百人もの住人を、
 「地獄」の下層部に、騙して連れて来たことで、
 自分は、もうこれで、助かるんだ、
 と、思っていましたが、

 現実は、全く違っていました。

 またしても、「地獄」の下層部で、
 鬼たちから、追い回される、
 だけでなく、
 騙されたことを知った、元吝嗇国の住人からも、
 追い回される、ことに、
 なった、のです。

 そこでは、あまりにも、残酷なシーンが、
 語られますので、
 ここでは、敢えてカット、
 させて、頂きます。

 ただ、「地獄」といえども、
 そこは、【霊界】です。
 【霊界】の一部、なのです。

 もはや、【この世】で死んで、
 【霊界】に来ているので、
 もはや、死ぬことも、かないません。

 そんななか、R氏は、
 何度も、何度も、死ぬ苦痛を、
 味あわされる、目に、遭います。

 さて、そこで、R氏は、
 事すむ、のではなく、
 更なる、転落の憂き目に、遭います。

 「地獄」の下層部、から、
 更に、転落?

 いよいよ、「地獄」のどん底、
 です。

 そこには、もはや、鬼すらも、
 いない、のです。

 どんな、所なのか?

 R氏からの、報告を、
 読んでみることに、しましょう。

◎ R氏:

 ようやくのことで、
 吾が輩は、ちょっとの隙を狙って、
 彼ら(※鬼や、元住人たち)の間から、
 抜け出して、
 死に物狂いで、逃げた。

 すると、
 彼らも、死に物狂いになって、
 すぐ後から、追いかけて来た。

 それから、どこをどう通過し、
 何をどう行ったのかは、
 記憶にさえも、残っていない。

 ただ、悪夢に襲われた時と、
 そっくり、そのまま、前へ前へと、
 疾駆するように、感じる、ばかり‥‥。

 そうするうちに、またもや、
 急転直下式に、下方に向かって、
 墜落し始めた。

 終いには、ジタバタもがく気力も、
 まるっきり、失せてしまい、
 勝手放題に、下へ下へ、下へ下へと、
 未来永劫続くかのごとく、
 奈落の底へと、落ち込んで行った、
 のであった。

 それが、何年間、何十年間、続いたのかは、
 判らないが、

 それでも、とうとう、
 吾が輩の墜落が、中止される時が、
 来たのだった。

 以上です。

 恐ろしいことです。
 転落していく時間帯が、
 何年、何十年、と続いた、
 と、ありました。

 もちろん、【霊界】には、
 カレンダーが、ありません。

 日が昇って、日が暮れて、
 朝が来て、夜が来て、
 というサイクルが、ないのですから‥‥。

 これは、「天界」だろうと、
 「地獄」だろうと、同様です。
 カレンダーは、ないのです。

 だから、何年、何十年、も、
 R氏の肌感覚、でしか、ないわけです。

 しかし、その墜落も、
 終わりが、ありました。

 R氏は、そこを「地獄」のどん底と、
 呼びました。

 そこは、いったい、どんな、所なのか?

 それは、次回と、致します。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。