だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 103

◎ R氏からの、報告

※ 「地獄」のどん底 ③

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☆☆【私(※一風)から】

 ちなみに、「奈落に落ちる」の、
 「奈落」という、言葉が、
 あります。

 普段なら、劇場の舞台下の、
 暗く、ガランとした空間を、
 「奈落」と、呼ぶのですが、

 本来の「奈落」について、
 ご説明、申しあげます。

 「地獄(じごく)」とは、
 【この世】での悪業によって、
 導かれる死後の世界(=あの世)のこと。

 仏教において「地獄」は「奈落」、
 と同じ意味で、
 その語源はサンスクリット語の、
 「ナラカ(naraka)」の訳。
 那落迦 (ならか) や奈落 (ならく) と、
 音写されたことに、由来している。

 と、あります。

 まさに、「奈落」に落ちるような、
 とは、
 「地獄」に落ちる、
 と、同義語、なので、あります。

 仏教の、八大「地獄」も、
 物凄い、ありさま、ですが、

 今回の、R氏の行き着いた、
 「地獄」のどん底も、
 想像を絶する、物凄い世界、
 でした。

 今回、敢えて、この部分の報告を、
 載せたいと、存じます。

 それは、ここにも、学ぶべき点がある、
 と、確信するから、です。

 では、読んでいきましょう。

◎ R氏:

 吾が輩の身体は、何やら、
 海綿みたいな物体の中に、埋没して、
 にっちもさっちも、動けなく、
 なって来た。

 無論、それは、
 がっしりした、堅い地面ではないが、
 さりとて、ジクジクする、泥田みたいな、
 所でも、ない。

 地球上には、まず、これに類似したものが、
 まるっきり、見当たらない。

 もっとも、それはそのはずで、
 右の海綿状の物体、と言うのは、
 「地獄」名物の、闇の塊、なのです。

 嘘だと、思ったら、
 行ってごらんなさい。

 実際、それは、触覚に感ずる、
 濃厚体、ですから‥‥。

 とにかく、この海綿状の黒霧が、
 吾が輩の墜落を、食い止めた、
 のである。

 この海綿状の黒霧は、
 前後左右、どこもかしこも、
 皆、フワフワしていて、
 頭の上も、足の下も、
 堅さにおいて、別に相違もない。

 ここは、
 音も無ければ、
 光も無く、
 一切、皆空(※くう)の、
 イヤに寂しい、なさけない、
 気持ちの悪い境地、である。

 絶対の孤独、
 絶対の無縁、
 
 ただ、人間の仲間外れに、なったばかりか、
 鬼にさえも、見放されてしまった、
 絶対の孤独境、なのである。

 ああ、この時の、
 寂しさ、物凄さ、ときたら‥‥。

 以上です。

 これ以上の「地獄」は、
 あるで、しょうか?

 おさらく、R氏の言うように、
 こここそが、「地獄」のどん底、
 で、ありましょう。

 全くの、濃厚な暗闇の中で、
 絶対の孤独に、置かれた、R氏、
 なのでした。

 それが、この先、幾年、幾十年、
 続いていくのか、と、想像するだに、
 哀れに、感じます。

 これが、自己中、
 「自分本位」、「自分勝手」、
 の、成れの果て、
 なのです。

 私たちにも、少なからず、
 このような「心」は、あります。

 否、あるからこそ、
 今回も、この地上に、生まれて来た、
 と、考える、べきでしょう。

 私たちは、「人生」の中で、
 この課題と向き合い、
 「人生」の中で、
 克服していかねば、ならない、
 意識を、持つべきで、ありましょう。

 それが、R氏から学ぶ、教訓、
 では、ないでしょうか?

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。