だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 110

◎ R氏からの、報告

※ 「地獄」のどん底 ⑩

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☆☆【私(※一風)から】

 さすがのR氏も、
 「地獄」のどん底に、置かれ、
 もはや、誰を恨むこともなく、
 自分の至らなさ、を、
 悔やむように、なりました。

 そして、
 キリストのこと、
 【神】のこと、
 を、考えるように、なり、
 それを、愉快である、
 とさえ、思えて来たの、でした。

 あなたが、もし、R氏だったなら、
 誰のことを、考えますか?

 家族、親族、友人、恋人、
 でしょうか?

 あなたが、考える、
 神仏ならば、対象は誰になりますか?

 お釈迦様?
 観音様?
 不動明王?
 天照大神?
 八幡大神?
 ‥‥、

 弘法大師?
 親鸞聖人?
 道元禅師?
 ‥‥、

 人により、様々あるでしょう。

 私(※一風)にも、複数ある、
 のですが、
 例えば、
 達磨大師、
 のことを、考える、ことでしょう。

 ここが、【人生相談・ダルマ堂】である、
 由縁、でも、あるからです。

 これまで、
 R氏からの、報告、は、
 反面教師としての、
 学び、でしたが、

 ここからは、R氏の向上する、
 物語です。

 そのまま、あなたも、
 一つの手本として、
 学んでいただきたい、と、
 存じます。

 さて、R氏です。

 前回の続きから、読んでいきましょう。

◎ R氏:

 吾が輩は、叫んだ。

 いやいや。
 吾が輩は、借金だけは、
 きれいに返さねば、ならない。

 下らぬ愚痴は、言わぬことだ。

 吾が輩は、生きている内は、
 そんな真似は、しなかった。

 今更、世迷い言の開業でも、
 あるまいに‥‥。

 そうする内に、
 過去において、吾が輩が、
 他人に施した、善事、
 (※数は呆れるほど、少ないが)
 それでも、その一つ一つが、
 他の、不愉快極まる光景の中に、
 チラチラ、浮かび出て、
 
 吾が輩の、干からびた胸に、
 一服の清涼剤を、投じてくれた。

 それからもう一つ、
 懐かしかったのは、
 早くに死に別れた、母の記憶‥‥。

 今ごろ、母の霊魂は、
 どこで、どうして、おられるだろう‥‥?

 母は、吾が輩の、ごく幼い時分に、
 亡くなったが、
 しかし、その面影は、
 はっきり胸に、刻まれていた。

 この母から、教えられた、祈祷の文句、
 (※どういうものか、そればっかりは、
 サッパリ思い出せなかったが‥‥)
 
 他の事柄は、残らず記憶しているくせに、
 祈祷の文句、だけ、
 忘れてしまっている、と言うのは、
 全く、不思議な現象で、
 
 世間で、呪われたる者には、
 祈祷が、出来ない、
 と言うのは、
 或いは、事実なのかもしれない、
 と、思われた。

 以上です。

 R氏の「思念」に、
 キリストの物語、のあと、
 自分が、為した、少ないが、
 善事のこと、
 
 そして、
 死に別れた、母のこと、

 が、思い出された、と、あります。

 「心」温まる、エピソード、
 では、ないでしょうか?

 しかし、母が教えてくれた、
 祈祷の文句、
 真言、
 だけが、思い出せない、

 と、言っています。

 祈祷とは、【神】への祈り、懺悔、
 です。

 このあと、R氏は、
 祈祷には、力があることを、
 思い知る、のですが、

 皆様に、知っていただきたい、のは、
 そのこと、です。

 「思念」には、力があり、
 しかしそれが、【この世】では、見えにくい、
 だけの、ことなの、です。

 【霊界】では、その「思念」の力が、
 即座に、現れる、のです。

 今回は、ここまでと、いたします。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。