だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 114

◎ R氏からの、報告

※ 「地獄」のどん底 ⑭

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☆☆【私(※一風)から】

 私(※一風)が、これまでの修行で、
 最も、胸に刻まれている、ものの一つに、

 イエス・キリストの言葉、

 『知らなければなり』

 が、あります。

 これは、非道徳的な行為(※犯罪行為)
 に及んでいる、人間に対して、
 (※哀れみをもって)言われた、言葉です。

 そんな行為に及ぶのは、
 その者が、【真理】を知らない、
 から、なんだ、

 という、趣旨の言葉です。

 その者の人間観は、
 「人生」とは、
 「今」、こうして見えている【この世】、
 限りのもので、
 だから、生きている内に、
 強奪してでも、金銀財宝を集め、
 豪奢な生活が出来た者が、
 「人生」の勝利者、なんだ、
 という、ものでした。
 
 そう言った、世の中の人々を、
 悲しませておいて、平気な人間、
 が、絶えないのは、

 『知らなければなり』

 だと、イエス・キリストは、
 喝破された、のです。
 
 金銀財宝を、集めるのには、
 恐らく、相当に、
 知力を働かせたこと、でしょう。

 そんなことに、精力を費やし、
 挙げ句に、自分自らで、
 辛い「地獄」に、転落していく、
 馬鹿馬鹿しさ、

 に、気づけずにいる、詐欺師グループなど、
 この現代に於いても、
 2千年前と、人間性のレベルでは、
 進歩できていない、現実が、
 あるのです。

 恐らく、「今」、イエス・キリストが、
 目の前に、現れたとしても、
 やはり、2千年前と、同じ文句、

 『知らなければなり』

 と、悲しく、言われるのでは、
 ないでしょうか?

 さて、R氏です。

 R氏も、生きていた時、
 【真理】など、知らないし、
 知ったとしても、傲慢に、無視して、
 いたこと、でしょう。

 そんなR氏は、とことん、
 【神】から、遠ざけられ、
 「地獄」のどん底に、いなければならない、
 状況を、招いてしまった、のです。

 こんな、事実(※【真理】)を知らないからこそ、
 「今」もって、犯罪は、
 絶えないのです。

 R氏は、祈り始めました。

 そして、どうなったで、しょうか?
 読んでいきましょう。

◎ R氏:

 祈れば祈るほど、身体が熱くなるので、
 しばらくは、「祈祷」を中止したり、した、
 ほどだった。

 この熱さ、については、
 やがて、また一つの、
 新しい、妙な感じに、接した。

 それは、吾が輩の身体の重量が、
 少しずつ、軽くなることで、
 
 それと同時に、
 自分は、海綿状の闇の中を、
 フワリフワリと、上の方へ、
 昇り始めた。

 あんなお粗末な、「祈祷」でも、
 吾が輩の身体に、こびりついた、
 粗悪分子を、少しずつ焼き尽くし、
 その結果、自然と、
 この濃厚な闇の内には、
 沈んでおれなく、なった、
 らしいので‥‥。

 昇り昇って、最後に、
 吾が輩は、闇を通して、
 黒いツルツルした巌が、突き出している、
 のを、認めた。

 地上とは、だいぶ勝手が違うから、
 説明しにくいが、
 
 「地獄」の底は、言わば、
 深い闇の湖水で、
 四方には、物凄い絶壁が、壁立しているのだ、
 と、思ってもらえれば、
 だいたい見当が、つくであろう‥‥。

 以上です。

 R氏の、自己流の「祈祷」でも、
 それには、「真心」がこもっていたため、
 【魂】の汚れが、とれて、
 少しずつ、軽くなって、いったものと、
 思われます。

 「地獄」の底とは、
 深い闇の湖水、だった、と、
 ありました。

 そかから、脱出するには、
 壁立する、断崖を、よじ登らねば、
 ならない、のでしょう。

 その、断崖との格闘については、
 次回と、致します。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。