だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 116

◎ R氏からの、報告

※ 「地獄」のどん底 ⑯

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☆☆【私(※一風)から】

 さて、天涯孤独の、闇の湖水に、
 はまってしまっている、R氏、でありますが、

 真剣な、【神】への「祈祷」の甲斐あって、
 R氏の体重の目方が、軽くなっていき、
 「地獄」のどん底から、
 浮上する、感触が、得られたのです。

 今回は、
 その箇所から、読んでいきましょう。

◎ R氏:

 祈れば祈るほど、身体が熱くなるので、
 しばらく、「祈祷」を中止したり、した。

 熱さについては、
 やがて、また一つの、
 新しい、妙な感じに、接した。

 それは、吾が輩の身体の目方が、
 少しずつ、軽くなることで、
 同時に、自分は、
 海綿状の、闇の中を、
 フワリフワリと、上の方へ、
 昇り始めた。

 あんなお粗末な、「祈祷」でも、
 吾が輩の身体に、こびりついた、
 粗悪分子を、少しずつ焼き尽くし、
 
 その結果、
 自然と、濃厚な闇の中には、
 沈んでおれなく、なった、らしいので‥‥。

 昇り昇って、
 最後に、吾が輩は、
 闇を通して、黒いツルツルした巌が、
 突き出している、のを認めた。

 地上とは、だいぶ勝手が違うから、
 説明しにくいが、
 「地獄」の底は、
 言わば、闇の湖水で、

 四方には、物凄い絶壁が、壁立している、
 のだと、思ってもらえれば、
 だいたい見当が、つくであろう。

 とにかく、吾が輩は、
 この黒光りする、巌を認めるや否や、
 溺れる者は、藁一筋にもすがる、
 の喩えに、もれず、
 
 ただちに、それにしがみつこう、
 としたが、
 それが、なかなか、難しい。

 幾たびとなく、足を踏み滑らせて、
 尻餅を、つくのであった。

 「祈祷」の有り難味は、もう十分、
 判っているので、
 吾が輩は、再び、それに頼った‥‥。

 「おお、【神】よ、
 首尾良く、この闇より逃れるべく、
 御力を、貸し給え‥‥」

 そう、述べるより早く、
 吾が輩が今まで乗っていた、闇の湖水が、
 急に、揺れ出して、
 大きな波が、周囲に渦巻き、
 吾が輩を、一飲みにしそうな気配を、
 みせた。

 が、予想とは反対に、
 吾が輩の身体は、波の為に、
 巌の上まで、打ち上げられて、
 しまった。

 吾が輩みたいな者でも、
 芽を吹き出した、信仰のお陰で、
 黒く濁った、地獄の水に浸っているのには、
 重量が、不足に、なったもの、
 らしい‥‥。

 今回は、以上です。

 どうやら、R氏は、
 自己を反省し、
 真剣な【神】への「祈祷」を機に、
 身体にこびりついた、重い垢が、
 剥がれていき、
 
 相対的に、この地獄の底とは、
 身体の重量が、釣り合わなく、なって来て、
 風船が、自然と、上に昇るように、
 少しずつ、地獄の底から、
 離れつつ、あったのでした。

 前非を悔い、
 真剣に【神】に祈ることで、
 R氏には、これだけの効果が、
 得られた、わけです。

 私たちも、このことに、
 大いに学ぶべきで、ありましょう。

 だからと言って、まだまだ、
 R氏のいる所は、地獄の底であります。

 その後、どうなるのかは、
 また、次回と、致します。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。