だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 117

◎ R氏からの、報告

※ 「地獄」のどん底 ⑰

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☆☆【私(※一風)から】

 さて、R氏は、
 ようやく「今」の状況が、
 客観的に、見えて来ました。

 濃厚な暗闇で、できている、
 湖水の中に、自分はいる、
 と。

 しかし、真心からの、
 【神】への「祈祷」を、
 繰り返すうちに、
 【魂】にこびりついた、邪悪分子が、
 焼け落ちていき、
 相対的に、己の【魂】が軽くなって、
 ようやく、暗闇の湖水の、水面まで、
 上がって来れた、
 と。

 さて、この暗闇湖水は、周りを、
 絶壁に取り囲まれて、おり、
 この縦穴から、R氏は、この後、どうやって、
 脱するので、しょうか?

 読んでいきましょう。

◎ R氏:

 湖水の中を、昇りに昇って、
 最後に、吾が輩は、
 闇を通して、黒いツルツルした巌が、
 突き出している、のを認めた。

 地上とは、だいぶ勝手が違うから、
 説明しにくいが、
 「地獄」の底は、言わば、
 深い闇の湖水で、
 四方には、物凄い絶壁が、壁立しているのだ、
 と、思ってもらえれば、
 だいたい見当が、つくであろう。

 とにかく、吾が輩は、
 この黒光りする、巌を認めるや否や、
 溺れる者は、藁一筋にもすがる、
 の喩えに、漏れず、

 ただちに、それにしがみつこう、
 としたが、
 それが、なかなか難しい。

 幾たびとなく、足を滑らしては、
 尻餅をつくので、あった。

 「祈祷」の有り難みは、
 もう、十分判っているので、
 吾が輩は、再び、それに頼った。

 『おお、【神】よ、
 首尾良く、この闇より、逃れるべく、
 御力を、貸し給え‥‥』

 そう述べるよりも早く、
 吾が輩が、今まで乗っていた、
 闇の湖水が、急に、揺れ出して、
 大きな波が、周囲に渦巻き、
 吾が輩を、一飲みにしそうな、
 気配を、みせた。

 が、予想とは、反対に、
 吾が輩の身体は、波のために、
 巌の上まで、打ち上げられて、しまった。

 吾が輩みたいな者でも、
 芽を吹き出した、信仰のお陰で、
 黒く濁った、「地獄」の水に、
 浸っているのには、重量が、
 不足に、なったもの、らしい‥‥。

 以上です。

 R氏は、
 【神】への「祈祷」の甲斐あって、
 何とか、闇の湖水の中からは、
 抜け出せました。

 今や、R氏は、その湖水の周囲に、
 屹立する、絶壁にある、
 少し、突き出ている巌までは、
 上昇することに、成功しました。

 ここまで、全てが、
 【神】からの、恩寵であると、
 思われます。

 まずは、一段だけですが、
 「地獄」のどん底からは、抜け出せた、
 わけです。

 しかし、その巌と言っても、
 崖に突き出た、だけのものです。

 この先、どうなるのか?
 は、また次回と、致します。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。