だとしたら、どう生きますか?【霊界】からの言葉 121

◎ R氏からの、報告

※ 「地獄」の第二境 ①

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☆☆【私(※一風)から】

 「地獄」のことを、概況しますと、
 「地獄」は、各層を成しており、
 「地獄」のどん底と呼ばれる、最深部から、
 「天界」との境となる、最上部まで、
 様々、あるのでした。

 しかし、各層で共通していることとは、

 言動の「動機」が、

 ・ 「自分本位」、「自分勝手」

 という、「心」で、ありましょう。

 この「心」が、棲む世界を
 「天界」と、大きく分けている、
 根本だと、私(※一風)は、
 断言、致します。

 他者の為に、なろうとする、ことの尊さ、
 が、まだ芽生えていない、
 未熟な段階の、【魂】の、居場所、
 と言っても、いいでしょう。

 皆が、栄えれば、
 自分にも、それが返ってくる、
 との、思いが、薄いのです。

 まず、己が、
 まず、自分が、

 と、過度に、「思念」する態度が、
 【魂】の未熟さを、現している、
 と、言えるのです。

 【この世】である、地上で、
 それが、できなければ、
 「死後」、【霊界】の「地獄」部で、
 その非を悟らねば、ならない、
 仕組みと、なっているのです。

 どれだけ早く、その【真理】に、
 気づけるか、だけです。

 そして、これは、
 人から、押し付けられての、
 知識ではなく、
 自分から得心して、身にしみた、
 知識でなければ、意味がないのです。

 「自分本位」の世界が、「地獄」
 「自他共栄」の世界が、「天界」

 だと、申せましょう。

 あなたは、いかがでしょうか?

 ‥‥。

 さて、R氏です。

 ようやく、【神】への「祈祷」の甲斐があり、
 「地獄」のどん底からは、
 脱出できました。

 ですが、先は、遥かに長い道です。

 今回からは、「地獄」の第二境、
 の報告と、なります。

 読んでいきましょう。

◎ R氏:

 吾が輩は、「地獄」のどん底から、
 二段目の所まで、逆戻りできたのである。

 しかし、吾が輩の胸には、
 同時に、また新たな心配が、起こった。

 自分は、ここでまた、
 あの恐ろしい鬼どもに、追い立てられる、
 のでは、ないかしら‥‥。

 もし、そうであるなら、
 やりきれないなあ‥‥。

 吾が輩は、どこを目当てとも、
 することなく、
 ごろた石だらけの、荒野を、
 とぼとぼ、歩き出した。

 しばらくすると、遠方に、
 微かな物音がするので、
 ともかくも、そちらの方へ、
 足を向けた。

 すると、その正体が、判り出した。

 他でもない、
 それは、鬼の笞に追い立てられる、
 不幸な者どもの、叫び声なので、ある。

 吾が輩は、ガッカリして、
 足を止めた。

 今更、あの痛い目に、遭わされては、
 やり切れないが、
 さりとて、仲間無しの、孤独生活も、
 たまったものでは、ない。

 以上です。

 R氏は、またしても、
 あの、鬼たちに、追い回される「地獄」に、
 戻ってきたのです。

 これから、どうするのか?

 前回と、同じことをすれば、
 また、「地獄」のどん底に、
 突き落とされるだけです。

 R氏は、これまでの反省を、
 どう行動に、移せるのか?

 それは、次回となります。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。